【写真・画像】戦慄かなの、絶縁状態から4年以上…大森靖子との現在の関係「活動休止中にいきなり連絡が来た」 1枚目
【映像】活動休止から8カ月…現在の戦慄かなのの姿(全身あり)
この記事の写真をみる(6枚)

 少年院出身という経歴と独特なキャラクターで話題になった異色のアイドル・戦慄かなの(26)。9月18日、大手レーベルからメジャーデビューを果たした彼女だが、今年1月、体調不良を理由に活動休止を発表した。それから8カ月、自身の誕生日である9月8日にライブを開催。この活動復帰ライブにABEMAエンタメが独占密着。そこで明かしたのは、活動休止のワケ。さらに、絶縁状態だった大森靖子(37)との現在の関係について。型破りのアイドル道を突き進み、その一挙手一投足が注目される戦慄の素顔に迫った。

【映像】活動休止から8カ月…現在の戦慄かなのの姿(全身あり)

 2024年1月20日に、無期限のライブ活動休止を発表した戦慄。9月8日、活動再開を待ち望んだファンの前に姿を見せた。

――久しぶりのライブでファンに思うことは?

戦慄:忘れないでくれてありがとうとは思いますけど、特に伝えたいことはないです。

 復帰ライブでも、「ファンに伝えたいことはない」。冷たく聞こえるその言葉の真意は、密着の中で見えてきた。

“少年院出身”異色の経歴でブレイク『アウト×デラックス』に感謝「マツコさんの存在は大きい」

マツコ・デラックスと戦慄かなの
拡大する

 地下アイドルとして芸能の世界に飛び込み、20歳の時に、大森靖子がプロデュースするアイドルグループ「ZOC」のメンバーとして活動。さらにこの年、フジテレビ系のバラエティー番組「アウト×デラックス」に出演し、少年院出身という異色の経歴と歯に衣着せぬ物言いで話題になった。

戦慄:やっぱりマツコさんの存在は大きいです。私の中で勝手に支えにしています。活動もチェックしてくださっていて、会うたびに励ましてくれたり、慰めてくれたり。本当に居場所を作ってくれた方たち。やっぱり私がいろいろ活動できているのは、『アウト×デラックス』きっかけでもあるのかなって思う。「このままでもいい」っていう居場所を作ってくれた、番組のチームやマツコさんにはすごく感謝しています。面白いって言ってくれて、アイドルでいれる世界を作ってくれたので。

 2020年に「ZOC」を卒業した後は、グループ在籍中から行っていた実の妹・頓知気さきな(24)とのアイドルユニット「femme fatale」や同じく「ZOC」の元メンバー・香椎かてぃ(25)とのユニット「悪魔のキッス」として活動。「可愛い」を求め続ける、唯一無二の世界観に共感する女性たちから熱狂的に支持されている。また、ありのままを見せる、戦慄の姿勢にファンは親近感を感じている。

突然の活動休止…「どう考えても難ありでしょ?」妹・頓知気さきなが気づいていた“姉の限界”

妹・頓知気さきな
拡大する

 精力的にライブ活動を行い、公私ともに順調と思われたが、2024年1月、突然の活動休止を発表。ライブ活動を無期限で休止すると発表。その理由は「体調不良によるもの」としていた。

戦慄:(それまで)めっちゃ猛スピードで活動していて。一旦燃料切れみたいな感じで、ある日突然って感じだったんです。何がやりたいのか分かんなくなった。プツンって切れたタイミングがあって、それに対して自分でもどうしようって思っていたから何もできなくなって。自分の塩梅で全部やるんですけど、(性格的に)ゆっくりできないんです。焦っちゃって。だから詰め込んでいた。
ライトなファンの方が過度な心配をしていました。ライブに来てくれるファンは「待っているね」みたいな感じです。「死なないで」は大げさすぎる。心配されたんですけど、死ぬわけないです。

 多忙から、心労が重なり活動を休止。戦慄の決断に、ZOC時代から支えてきたマネージャーも首を縦に振ったという。

仲矢マネージャー:自分が好きなことを音楽で表現したりダンスで表現したりしても、なかなか裾野が広がらないというジレンマも感じたり。一旦休んで仕切り直した方がいいんじゃないかっていう話を本人としました。身を削りながらこの活動をしているというのは、ずっとあると思うので。疲れのピークに来たんじゃないかなと。

 これまで一番近くで戦慄を見てきた妹の頓知気も姉を心配していた。

頓知気:(戦慄は)どう考えても難ありでしょ?メンタルを自分で管理できないのは「大人としてどうなの?」って思う。人生ずっと走ってきた人だから、アップアップ感はずっとあって、蓄積しちゃったのかなと思う。休んだ方が良いなとは元々思っていた。周りから見ても、止まれない性格だから、活動している限りは無理しちゃうんですよ。

絶縁状態だった大森靖子から連絡「ギスギスしていたこととか全部忘れて話せました」

大森靖子、戦慄かなの
拡大する

 周りの人が心配している中、戦慄のもとに思いがけない人物からの連絡が届いた。それは、かつてZOCで共に活動していた大森靖子。グループ活動中に関係が悪化し絶縁状態になっていた。

戦慄:活動休止に入っていきなり連絡が来たんです。4年半ぶりとか。嫌悪な感じで連絡を取らなくなってから、いきなり連絡が来たので。その時はめっちゃパニックで、いつか仲直りできると思っていたけど、意外と早かったなって感じですけど。でも、一回話しちゃえば仲悪かった時期とか、ギスギスしていたこととか、全部忘れて話せました。

支えられたマネージャーの存在「不安にならないように色々してくれた」

戦慄かなののマネージャー
拡大する

 およそ8カ月の休止を経て、ライブ復帰を決めた戦慄。その理由について聞いてみた。

戦慄:復帰する理由?復帰しなかったらニートになってしまいますからね。これぐらいしか、やれることはないので。絶対に戻らなきゃいけないって思ったし、戻らせていただきたい。なりたい職業がアイドルしかなかった。

――活動休止中に支えとなった人はいますか?

戦慄:マネジャーです。私が安心できるようにスケジュールを組んでくれたり。私の気持ちが分かっているので、不安にならないように色々してくれました。

――ずっと同じマネージャーさんですか?

戦慄:はい。マネージャーがいる前は、私1人でやっていました。物販、ブッキング、何から何まで1人でやっていたので。マネージャーが来てから、今みたいに活動できるようになりました。

――この半年間SNSでの声は気になりましたか?

戦慄:気にしない日はないですけど、だからといって変わることもない。でもTwitter以外には見ないようにしています。意味ないので。掲示板とか見たことないです。

――それがパンクしたことに関わってますか?

戦慄:全然関係ないです。なんなら叩かれている時の方が頑張っていた気がします。

「ファンは赤ちゃん。何やってもクソデカ感情で受け取ってくれるって可愛い」戦慄かなのとファンの絆

戦慄かなのとファンの集合写真
拡大する

 ライブでは、この日に向け作った新曲を初披露。さらに大手レーベルからのメジャーデビューを発表した。メジャーデビュー曲の「悪い人」は、親交のある人気バンド「ヤングスキニー」のかやゆーが描き下ろした1曲だ。

 ライブ後は、チェキ会でファンと交流。ライブ前のインタビューでは「ファンに伝えたいことはない。」と言い放っていた戦慄だが、終演後、カメラの前でファンへの本音を明かした。

戦慄:(ファンは)可愛いって思う。赤ちゃん。全肯定してくれる人が多いので、何やってもクソデカ感情で受け取ってくれるって可愛い。こっちが泣いている時に泣くのはわかるけど、全然ヘラヘラしている時に(ファンが)泣いているの、めっちゃおもろくないですか?

 その思いに、ファンは「かなのちゃんの主観では、私たちが赤ちゃんみたいと思ってくださっている。とってもうれしいことだと思います。赤ちゃんなんて我が子のように思ってくれているならありがたいです。けど、かなのちゃんの方が赤ちゃんだと思う」と快く受け止めている様子。

 戦慄とファンは、当人同士にしかわからない絆で結ばれているようだ。

戦慄:やっぱりファンに支えられてなんとかなっています。1人だと何もできないから。私のファンも過激と思われがちなんですけど、別にそんなことないし、優しい人ばっかり。優しくないと私のこと応援できないと思うので。みんなに心配かけちゃったんで、「元気そうでよかったって」言ってもらえてよかったです。

 メジャーデビューを果たし、新たなステージに進んだ戦慄。今後の目標について聞くと、彼女らしい答えが返ってきた。

戦慄:変わらないです。コンプラを適度に守りつつ、ひたすら頑張るのみ。すごくありがたいです。自分がインディーズで好き勝手やっているのを応援してくれる、そんな大人の人がいるっていうのはすごく心強い。その人たちの期待に応えられるように頑張りたいと思います。幸せだと思います。本当に自由にやらせてもらって、できたものを尊重してもらっている。私、優しいファンもいて、もう本当に思い残すことはないんです。

――目標はありますか?

戦慄:ないです。身近にライブがあるからとか、そういうモチベーションになることはあるんですけど、活動全体を通してどうなりたいとか、例えばどこに立ちたいとかはないです。より多くの人に知ってもらいたいとか漠然としたものはあるんですけど、それでしかないので。これっていう目標はないです。

(『ABEMA NEWS』より)

少年院出身アイドル・戦慄かなの、左肩にできた“あざ”を公開 「ゆっくりしてね」「愛しているし、応援している」など心配の声
この記事の写真をみる(6枚)