KO率93%「5分以内に倒す男」がみせた面目躍如の“一撃“ぐにゃりKO。軽く右で触って硬い左拳をズドン。相手は頭を垂れて意識が飛び即試合終了。衝撃の破壊力に会場もどよめいた。
9月29日さいたまスーパーアリーナで開催された「RIZIN.48」カルシャガ・ダウトベック(カザフスタン)と木下カラテ(和術慧舟會HEARTS)の対戦は1ラウンド1分48秒で衝撃KO劇決着となった。
東南アジアの武術、シラットの世界大会優勝や、ボクシング経験もあるダウトベックは15勝のうち13KOのフィニッシュ率驚異の93%。極真空手出身の木下はRIZIN・DEEPなどに参戦して現在3連勝中。
試合は木下が軽快にローを飛ばす序盤、どっしりした構えのダウトベックは硬い拳でボディ打ち、大きく振りかぶったフックも驚異だ。開始1分半、右のジャブで触るダウトベックは一気に距離を縮め木下の側頭部に振りかぶり気味の左ストレートを一撃。この一発で木下の動きが止まりぐにゃりとリングに大の字。
これで7戦連続の1ラウンドKO勝利となったダウトベック「5分間立っていられない男」の称号どおりの“1分48秒葬”。リプレイでは、拳が頭を捉えたと同時に木下は頭を垂れ意識が飛ぶ。実況も「人形のように倒れました」と壮絶ダウンに絶句。解説の高坂剛も「踏み込みとパンチを出すタイミングがドンピシャ、体重が全部拳に乗っている」とその破壊力に舌を巻いた。