自民党総裁選挙で新総裁に選出された石破茂氏。今後野党との関係性はどうなっていくのか。元衆議院議員の宮崎謙介氏と政治ジャーナリストの青山和弘氏が言及した。
石破氏について宮崎氏は「あの性格なのでガチガチに戦っていくようなことはしないのではないか」としつつ「のらりくらりかわしながら、野田(佳彦)氏と仲良くなってしまう…」と、今後の野党への対応について推測した。
「追及されたら『ごめんなさい、私ちょっと考え方を変えました』と当初の岸田(文雄)氏のような感じで。岸田氏も総理になったばかりの頃、謝って泣きついていた。そして支持率が上がっていった。そういう対応になるのでは」と続けた。
これに青山氏は「あまりにも野党に譲歩しすぎると、党内の高市(早苗)氏や麻生(太郎)氏らが『なんなんだこの総理は』と反発してくると思う。自民党内の議員は石破氏の“野党的な考え方”は非常に危険視してくる可能性がある」と応じた。
さらに宮崎氏は「岸田氏は就任時(50人に満たない)第5派閥、弱小派閥だった。大きい派閥がたくさんある中でいろんなところに配慮をしなければいけないので、大胆なことができなかったという反省もあるらしい」と前置きしつつ「さらに弱小、派閥もない。岸田氏のときよりも自由度がなくなる」とした。
「何かのインタビューで田中角栄氏を神様、小泉純一郎氏を天才、竹下登氏を我慢の人と言っていたが、おそらく竹下路線になるのではないか。我慢に我慢を重ねてやっていくしかなくなっていく。下手するとずっと我慢の政権になるかもしれない」(宮崎氏)
(『ABEMA的ニュースショー』より)
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