【AFCチャンピオンズリーグ・エリート】川崎フロンターレ 0-1 光州FC(10月1日/Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu)
川崎フロンターレとしては、到底納得できないジャッジだった。AFCチャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)の光州FC戦で、かなり微妙な判定により同点ゴールが取り消されたのだ。
1点ビハインドで迎えた55分だった。川崎は光州の最終ラインに対してハイプレスを仕掛け、敵陣ペナルティーエリア付近でボール奪取に成功。MF橘田健人がMFパク・テジュンにプレッシャーをかけてこぼれたボールを、FW小林悠が左足で流し込んで同点弾を挙げた。
しかし、直後にイラク人のモハナド・サレー主審がホイッスルを鳴らしてゴールが取り消しに。橘田がパク・テジュンをファウルで倒したという判定だった。小林は「嘘だろ!?」という表情をし、手で「VARは?」という仕草をしたが、VARチェックは一瞬だけ入ったもののOFR(オンフィールドレビュー)もなく、そのまま試合再開となった。
リプレイ映像で見ると、橘田はパク・テジュンとコンタクトこそしているもののかなりソフトで、パク・テジュンがシミュレーション気味に倒れたようにすら見える。OFRをしていれば主審の判定が変わった可能性もある、かなり微妙なシーンだった。
やはり日本のサッカーファンもこの判定には納得がいかない模様。SNSには「VAR機能してないやん」「シミュレーションなのでは?」「これがファールかよ」「いまだにこんな大誤審あるんですね」「これはあんまりだったなぁ」「自分でコケてるのに…」「大誤審やんけ」「酷いですね」「意味不明です」「わざと倒れにいってますね」「ホームだけど中東の笛だった」などのコメントが溢れた。一方で「たぶん、トリッピングとったんやろ。踵引っかかって、その後のプレーで体勢崩したって感じ」「これ主審よく見てたよね。接触もあるし」などの声もあり、物議を醸している。
結局、川崎は前半21分のPKによる失点が最後まで響いて、0-1で敗戦。試合後のフラッシュインタビューで問題のシーンについて聞かれた小林は、「ファウルだったので…。仕方ないかなと。ゴールを決めてリズムを作りたかったんですが、悔しいですね」と心情を吐露した。
(ABEMA de DAZN/AFCチャンピオンズリーグ・エリート)