元衆議院議員の宮崎謙介氏が、4 日のABEMA『酔うまで生テレビ』に出演した際に、政策活動費の実態について自身の経験を踏まえコメントした。
宮﨑氏は「政策活動費というのは、一般の議員は全く使えない。幹事長やその周辺の議員しか使えないお金」と前置きしつつ「(議員の)一人一人が政策活動費もらっていると思ったら大間違いで、ほとんど幹事長が握っているようなもの。選挙の時に、選挙に弱い人や当落線上ギリギリの人のところに行って、『お前頑張れよ』とこっそり渡すといったような場面で使われるもの」と説明した。
実際に宮崎氏はいくらもらっていたのかと問われ「総理が来られた時に100万円もらっていた。ただ、事務所にすぐ入れるので、自分のポケットには入れない」と答えた。
MCの橋下徹氏が「(政策活動費の使い道の一つとして)立候補予定者が仕事を辞めないといけないため、生活費のサポートをする。幹事長などがお金を出していくが、生活費のサポートとしてお金をもらった人は皆、確定申告をしていないのでは。雑所得になるが、ほとんどの国会に出てくる、立候補する人たちは、脱税した人たちなのではないか」と疑問を投げかけると、宮崎氏は当選する前の話だとして「私はなかった。いただいたのは党から年間400万円。事務所の運営費として全て領収書を出さなければいけなかった。そして派閥から50万、50万で合計100万円だけ入ってきたが、全て領収書を切らないといけなかった」と応じた。
続けて「自民党は意外ときちんとやっているなと感じたのと、逆にサポートが全然ない、おいしくないと思った」と当時を振り返った。さらに「いただいたものは政治団体で処理していた。少なくとも(地元の)京都の新人は全員やっていた」と補足した。
(『酔うまで生テレビ』より)