4日の『酔うまで生テレビ』では政治とカネ問題についてトークを展開。解決するにはどうすればいいのか。識者たちが言及した。
1日に発足した石破内閣。「政治とカネ問題」で自民党に不信感を抱く国民も多いなか、裏金問題の主な舞台となった旧安倍派からの入閣は0人。一方、石破総理はきたる総選挙で“裏金議員”を原則公認し、比例重複も容認する方針だという。
「政治とカネ問題」を解決するにはどうすればいいのか。ITエンジニア・起業家・作家の安野貴博氏は「クレジットカード」とフリップに書き「クレジットカードの明細を公開する。あるいは銀行口座と紐づけて、どこからお金が入って来たかと公開する」と説明し、政治ジャーナリストの岩田明子氏も「デジタルにすれば問題解決」と同意した。
元衆議院議員の宮崎謙介氏は「旧文通費」の扱いについて問われると「政治家、国会議員の背景による。世襲議員の懐事情と、(議員時代の)私のような“雑草議員”はまったく違う。世襲議員がお金に困っているというのは私からすると違うと思う。雑草系の人たちはマジで困っている」と説明。
公開の是非については「旧文通費に関しては公開してもいい、雑草系はしてもいいと思っている。しかし、もしかすると世襲系は嫌がるかもしれない」と語り、「なぜ?」という問いには「それはなにに使っているかわからないから」と答えた。
元安芸高田市長の石丸伸二氏は「それはいわゆる一般的な犯罪が起きる原理と一緒で、動機と環境が合致したときに起きる。どっちかを防げば済む話で、動機が消せないのであれば環境を潰せばいい」と、法改正をすればいいという意見だった。
元衆議院議員の菅野志桜里氏は「クレジットカードも使い、税務署も入り、第三者機関もあってという風になったほうがラク。そうしたい議員のほうが多いはずだが、一部の『それじゃ困る』といった議員がいるかもしれない。ただ、石丸氏が言ったようにできない環境を構造上作るというだけの話」と、それぞれの意見を踏まえたうえでコメントした。
(『酔うまで生テレビ』より)