4日の『酔うまで生テレビ』では日本の賃金が上がらない原因についてトークを展開。石破茂総理大臣が掲げる“最低賃金平均1500円”に対して識者らが言及した
9月27日に自民党総裁選があり石破茂氏が新総裁になると、日経平均株価の下げ幅が一時、前週末比2000円を超える「石破ショック」が起きた。経済政策について石破氏は総理となった1日、最低賃金に関して2020年代に全国平均1500円への引き上げを目指す考えを明らかにしている。
物価が上がり、賃金が上がらないという状況が続いているが賃金引き上げは打開策になるのか。政治ジャーナリストの岩田明子氏は「石破氏が『2020年代までに1500円』と明確に発言しているが、1500円と決めてしまうと中小企業にとってはすごく厳しい。まずは大企業のほうからやってほしい」と、中小企業の達成は困難ではないかとコメント。
元衆議院議員の宮崎謙介氏も「今回、1500円まで最低賃金を上げないといけないと言っているが、じゃあどうやって経済政策をやっていくの?というところがほぼ無策、なにも触れていない」と指摘。
「最低賃金は上がったらいいに決まっている。そこ(具体策)を出さないというのが、石破氏が経済音痴だと言われることの表れ」と切り捨てると「経済や外交は大丈夫かと不安視されていた中で、どんなメッセージがあるのかと思ったら“賃上げ”しか言わない。みんな肩透かしだったと思う」と厳しかった。
(『酔うまで生テレビ』より)