10月1日、石破茂氏が第102代内閣総理大臣に指名され、新内閣が発足した。党幹部・閣僚人事に見る石破氏の思惑とは。波乱含みの真相を政治ジャーナリストの青山和弘氏が解説した。
石破氏は総裁選で争った高市早苗氏には総務会長を、小林鷹之氏には広報本部長をオファーしたがともに辞退。これに青山氏は「石破政権を最初から泥舟だと見ていて距離を置きたいのだと思う」と推察する。そんな中、麻生太郎氏には名誉職の意味合いが強い最高顧問を充てた。記者会見では自らの内閣を「『納得と共感内閣』という風に考えている」と語った。