この記事では、講談社のウェブコミック配信サービス「マガジンポケット」で連載中の人気ギャグ漫画「しかのこのこのここしたんたん」(以下「しかのこ」)の作者・おしおしお先生に関する情報をまとめていきます。
簡単な経歴や過去作品の紹介、X(旧Twitter)アカウントの有無などに触れていますので、アニメ「しかのこ」から入ったため、おしおしお先生のことをよく知らない、という方はぜひご一読ください!
目次
- 「しかのこのこのここしたんたん」とは
- 「しかのこのこのここしたんたん」作者・おしおしお先生とは?性別は?
- おしおしお先生はX(Twitter)をやっている?
- おしおしお先生の手掛けた作品は?
- まとめ
「しかのこのこのここしたんたん」とは
ヤンキーとして大暴れしていた過去を隠しつつ、「お淑やかな優等生」として評判になった女子高生・虎視虎子(こし とらこ)。そんな彼女が、ある日シカの角が生えた奇妙な少女・鹿乃子のこ(しかのこ のこ)を登校中に助けるところから物語は始まります。この日を境に、虎子は転校してきたのこが立ち上げた部活「シカ部」に入部させられるわ、のこのお世話係を押し付けられて振り回されるわと、さまざまな獣害を味わうことになるのですが……!?
そんなプロローグから始まる「しかのこ」は、シュールな笑いを売りにした美少女ギャグ漫画。元は「少年マガジンエッジ」(講談社)に掲載されていましたが、同誌の休刊とともにウェブコミック配信サービス「マガジンポケット」で連載が始まり、単行本は2024年9月現在で第6巻まで発売されています。おしおしお先生によると最初からアニメ化を狙っていたとのことで、第1巻が発売された直後には編集部にアニメ化のオファーが来ていたという業界注目の作品になっていました。
こうして2024年7月からアニメの放送がスタートした「しかのこ」は、TikTokやYouTubeといったSNSでオープニング主題歌「シカ色デイズ」のイントロがブレイクしたこともあって、一躍大人気に。「シカ色デイズ」は売り上げも好調で、Billboard JAPANのDownload Songs週間ランキングで2位、オリコンチャートのデジタルシングル(単曲)ランキングでも週間2位と、好評を博して話題となりました。
「しかのこのこのここしたんたん」作者・おしおしお先生とは?性別は?
おしおしお先生の性別は?
おしおしお先生は女性イラストレーター兼漫画家で、神奈川県出身。性別が女性ということについては、キャラクターデザインを担当したVTuberに「おしおママ」と呼ばれていたり、配信に出演して声を披露したりしていますので間違いありません。
おしおしお先生は大学で何を学んでいた?
プロデビューまでの経歴はインタビューで詳しく回答しており、それによると最初は「昔から絵が描くのが好きだったので、美大に進学」したとのこと。進学後はもっぱらデザインや写真の勉強をしていて、絵は趣味で描く程度に抑えていたようですが、これは周囲の美大生が自分より上手な人ばかりだったので、自分に絵の仕事は務まらないと思っていたからだそうです。
ちなみに、出身美大がどこかは明らかにしていませんが、アニメ「しかのこ」のインタビューで「私が通っていた大学がそっち(東京都日野市)のほう」という発言がありましたので、東京西部にある武蔵野美術大学、多摩美術大学、東京造形大学あたりではないかと思われます。
大学卒業からプロデビューするまでの経歴は?
こうして美大を卒業したおしおしお先生は広告系の企業に入社したのですが、自分には会社に所属する行為が向いていないなと自覚したので1年くらいで会社を辞めてしまったとのこと。その後は「人生でずっと続けてこられたのは絵だけだから、1年間の期限をつけて頑張ってみて、そこで結果が出なければ諦めよう」と決意して、ひたすら絵の練習をしてTwitter(現X)やpixivで公開したり、同人誌を描いたりしていたそうです。
その結果、1年以内に出版社から声がかかって漫画家デビューを飾ったのですが、実はおしおしお先生はイラストレーター志望で漫画を描いた経験はほとんどなく、同人誌で少し描いていた程度だったそうです。
そのため、オファーが来た直後は「鳩が豆鉄砲を食ったようになっちゃいました」とのことですが、「お仕事を頂けたのであれば挑戦してみようと思って」デビューし、最初は非常に苦労したものの、連載を続ける中でストーリーを考えるのが好きなことに気付いたので今も漫画家を続けている、とインタビューで振り返っていました。
おしおしお先生はX(Twitter)をやっている?
上でも触れたように、おしおしお先生はプロデビュー前からX(Twitter)を活用しています。最近では、アニメ「しかのこ」最終回放送後に「しかのこのこのここしたんたん アニメ放送を終えて」と題した長文ツイートを投稿していました。
そのほかにも、漫画「しかのこ」の原稿の進捗報告、グッズなどのリポスト、アニメ出演声優の誕生日お祝いメッセージなど、かなりの頻度でつぶやいていますので、気になる人はチェックしてみてはいかがでしょうか?
おしおしお先生の手掛けた作品は?
漫画作品
そんなおしおしお先生が手掛けた作品は多岐に渡り、漫画作品はプロデビュー作でもある「神様とクインテット」(芳文社、全2巻)を「まんがタイムきらら」で2014年から2016年にかけて連載。それと同時期に、「月刊コミックアライブ」および「コミックキューン」(ともにKADOKAWA)で「さくらマイマイ」(全3巻)を2014年から2018年にかけて連載しており、その後は2019年から講談社で「しかのこ」を描き始めています。
ライトノベル
ライトノベルのイラストも数多く担当しており、2016年には「姫さま、世界滅ぶからごはん食べ行きますよ!」(作:おかざき登、KADOKAWA、全2巻)を、2017年には「異世界堂のミア お持ち帰りは亜人メイドですか?」(作:天那光汰、宝島社、全1巻)および「俺の立ち位置はココじゃない!」(作:宇津田晴、小学館、全2巻)を、2023年からは「獄門撫子此処ニ在リ」(作:伏見七尾、小学館、既刊3巻)の表紙や挿絵を描いています。
VTuberキャラクターデザイン
また、先に触れたようにVTuberのキャラクターデザインも担当しており、ホロライブ所属の天音かなたさんを2019年から、にじさんじ所属の空星きらめさんを2020年から描いています。
ちなみにおしおしお先生は、この2人から胸をもっと大きくして欲しいと頼まれても断固として拒否していることで有名で、別のVTuberが天音かなたさんの巨乳パーツをこっそり描こうとした配信を行った際には、冗談半分に「訴訟だ」と突っかかって話題となっていました。
まとめ
以上、「しかのこ」の作者・おしおしお先生に関する情報をまとめました。アニメの放送が終わっても、漫画の連載は継続中ですので、今後の「しかのこ」の展開を楽しみにしつつ、おしおしお先生が今後生み出すであろう新作にも期待していきましょう!
(C) おしおしお・講談社/日野南高校シカ部