石破茂総理は1日に発足した内閣の人事で、石破氏の推薦人を務めた村上誠一郎氏を総務大臣に起用。旧安倍派議員から怒りの声があがっている。
かつて安倍政権を激しく批判し、安保法制に反対した村上氏は安倍晋三元総理が亡くなったときも、弔意の強制や国葬に反対。「安倍氏は国賊」と発言し、1年間の役職停止処分を受けた過去がある。
村上氏はこのことに関しては「ご遺族に謝罪申しましたし、役職停止で大体そのことについて終わったものと考えております」と釈明。しかし旧安倍派の若手議員は「我々に対する宣戦布告だ」と憤っているという。
村上氏の起用について、政治ジャーナリストの青山和弘氏は「村上氏はずっと石破氏を支えてきて、何度も推薦人になってきた人。安倍氏のことを“国賊”と呼び、対立してきたのはわかるが、7年8カ月に及んだ第2次以降の安倍政権で総理大臣を務めてきた人に対して国賊という罵り方は常軌を逸している」と指摘。
「そんな村上氏を入閣させるというのは旧安倍派の人たちからすれば、それは『喧嘩を売っているのか』となる。そういったこともどこまで考えていたのかよくわからない」と、旧安倍派議員たちの心情を推察した。
(『ABEMA的ニュースショー』より)
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