いわゆる袴田事件で、半世紀にわたり死刑囚として生きてきた袴田巌さんに、無罪判決が下った。ABEMA的ニュースショーでは、58年間、巌さんとともに闘った姉のひで子さんに思いを聞いた。
 無罪判決後、姉のひで子さん(91)は、「裁判長の『主文、被告人は無罪』が神々しく聞こえた。感激やらうれしいやらで、涙が止まらなかった」と語る。
 袴田巌さん(88)は、1959年にプロボクサーとしてデビューしたが、1966年に当時勤務していたみそ製造会社の専務宅が全焼し、一家4人の遺体が見つかったことから、強盗殺人放火事件の容疑者として逮捕。その後、死刑判決が出た。