【セリエA】ボローニャ0-0パルマ(日本時間10月6日/レナート・ダラーラ)
実況が吠えずにはいられない、ダイナミックなセービングだ。パルマのGK鈴木彩艶がボローニャ戦で強烈なミドルシュートを跳びながら右手1本で弾き出した。これにはファンも「神ザイオン」「よく触った!」と称賛の声を送っている。
ゴールレスで迎えた56分、3試合連続で先発した日本代表GKがスーパーセーブを見せる。パルマが自陣でブロックを組んで守る中、ボローニャがゴール前に攻め込むと、FWサンティアゴ・カストロが強烈なミドルシュートを放ってきた。
シュートはDFの間を縫うようにして枠内に飛んでくるも、鈴木は190cm・98kgの身体を一瞬にして操り、右手を突き上げながら飛び跳ね、ボールを枠外へと弾き出した。
実況・北川義隆氏はシュートストップ直後に「鈴木彩艶!」とシャウトし、「距離のあるシュートによく反応しました」と若き日本の守護神を称えた。ファンも「ザイ圧」「いいぞザイオン!」「ビッグセーブ!」「やりおる」「見せ場」とSNS上で盛り上がっていた。
ミドルを放ったカストロはU-23アルゼンチン代表の選手であり、今節まで3試合連続ゴールを決めていたストライカーだ。しかし、鈴木が持ち前のセービング力で立ちはだかり、勢いに乗る若手FWの連続ゴール記録もストップさせたのだった。
パルマはこの試合、後半開始早々に退場者を出しており、数的不利の状態で終盤にかけても守勢を強いられた。それでも、鈴木は的確な対応を見せてゴールレスドローに持ち込み、セリエAで初のクリーンシートを達成している。
(ABEMA de DAZN/セリエA)