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【映像】ファン“ドン引き”の衝撃失神決着

WWE】RAW(10月7日・日本時間8日/ミズーリ・セントルイス)

【映像】ファン“ドン引き”の衝撃失神決着

 日本育ちのいぶし銀王者が、またしても“一人全日本プロレス”のような無骨なファイトで対戦相手を圧倒。現代プロレス、特にWWEでは極めて珍しいフィニッシュ「スリーパー・ホールド」での完全失神決着にリングサイドの男性ファンは両手で口を覆ってドン引きだった。

 WWE「RAW」で、WWE世界ヘビー級王者グンターとサミ・ゼインのタイトルマッチが開催。サミの無理やり要求により実現したタイトル戦だが、「昭和プロレスを令和に伝える唯一のWWEスーパースター」グンターのねちっこい技が炸裂した。

 数カ月前にはインターコンチネンタル王座を賭けた戦いを繰り広げた二人。その時はサミがグンター超えを果たし長期政権に終始符を打ったが、今度は最高峰のWWE世界ヘビー級を争い熾烈な戦いが繰り広げられた。
 
 この日も両者の水平チョップ合戦など渋い攻防。サミ得意の「ヘルヴァキック」へカウンターであわせたグンターの「クローズライン(ラリアット)」にオールドファンから「相撲ラリアット」「ジャンボ・ラリアットだろ」「全体重が乗っている」とのリアクションも。

 グンターは「32文ロケット砲」を彷彿させるドロップキックからパワーボムと必勝パターンに持ち込むもサミがあっさりキックアウト。再びダメ押し「パワーボム」。しかし、サミは怒涛の攻撃をたったカウントワンでキックアウト。さすがに狼狽するグンターは「それなら」と覚悟を決めたようにグランドの「スリーパー・ホールド」を極めた。

 抵抗するサミに、さらにポジションを変えてスリーパーと完全に“落とすモード”のグンターは、ロープに伸びるサミの手をフックして「地獄のスリーパー」でガッチリ・フック。それでもロープに手を伸ばすサミを絶望へと追いやる「胴締めスリーパー」に移行。完全に落とされたサミを見てレフェリーが試合を止めた。

 新人時代、日本でプロレスを学び「ジャパニーズ・スタイル」を継承し続けWWEの頂点まで上り詰めた王者グンター。華やかなフィニッシャーであふれているWWEのなかでは異端すぎる昭和スタイルに、会場の観客も口に手を当てて「信じられない…」と唖然。地味だが質実剛健な戦いぶりにファンからも「良い試合だった」「全日すぎる」「これぞ王道」「グンターの説得力半端ねえな」と絶賛の声が相次いだ。(ABEMA/WWE『RAW』)

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