衛生環境の悪化から感染症ポリオの蔓延が懸念されているガザ地区で、地域を限定して一時停戦し、子どもたちにワクチンを接種する取り組みが再開されることが決まりました。
UNICEF(=国連児童基金)のラッセル事務局長は10日、自身のSNSを更新し、ガザ地区で2回目となるポリオワクチンの接種が14日から始まると明らかにしました。戦闘を一部停止することで合意したとしていて、10歳未満の子どもたち約59万人が対象だとしています。
ガザ地区では戦闘の長期化によって衛生環境が悪化し、25年ぶりに感染が確認されるなどポリオ蔓延への危機感が高まっています。こうしたことから第一段階として9月1日から地域を限定した停戦をして、予防接種する取り組みが始まっていました。(ANNニュース)