【W杯2026アジア最終予選】サウジアラビア代表 0-2 日本代表(日本時間10月11日/キング・アブドゥッラー・スポーツシティ)
まさに一瞬の煌めきだった。森保ジャパンは10月11日、ワールドカップ2026アジア最終予選の第3節でサウジアラビア代表を2-0で撃破。過去3戦で全敗(スコアは全て0-1)していたアウェー・サウジアラビア戦で歴史的な初勝利を飾った。
注目のMF久保建英はベンチスタート。所属するレアル・ソシエダの試合が日本時間10月7日にあり、チーム合流が遅れた関係もあっただろう。
久保は試合終了間際の88分にMF堂安律と変わってピッチへ。輝きを放ったのが90+6分だ。DF板倉滉の見事なおインターセプトからセンターサークル内でボールを持ったレフティーは、そのまま前を向いてドリブルで仕掛ける。
ペナルティーエリア手前で板倉、FW小川航基が走り込んだ前方に視線を向けていたが、久保はノールックで右サイドに柔らかいパス。走り込んだMF伊東純也がすぐさまクロスを上げて、そのまま決定機に繋がった(最終的にははゴール前に走り込んだ中村敬斗がオフサイドとなってゴールならず)。
久保らしい天才的なプレー選択とパスにはサッカーファンも注目。SNS上には「視野外に出す意味不明なパス」「うわー久保くんいいパス」「天才すぎる」「最高のパスだった」「久保はマジで何でそこが見えてるんだってところにパス出すんだよなー」「久保が強い上手い」など感嘆の声が上がった。
もちろん、久保がアディショナルタイムを含めても10分間ほどというプレータイムに満足しているはずはなく、シャドーでポジションを争うMF鎌田大地がこのサウジアラビア戦で先制点を挙げているだけに期するものもあるだろう。10月15日のオーストラリア代表戦(会場は埼玉スタジアム2002)では、天才レフティーの活躍に期待したい。