レバノン南部に駐留するUNIFIL(=国連レバノン暫定軍)の施設にイスラエル軍の攻撃があり、これまでに5人が負傷しました。
UNIFILは12日、レバノン南部ナクラの拠点にいた部隊が11日夜、イスラエル軍に銃撃され兵士が負傷したと明らかにしました。イスラエル軍は、10日と11日朝にもUNIFILの施設を攻撃していて、これまでの負傷者は5人に上っています。
攻撃をめぐっては、UNIFILに人員を派遣するインドネシアやイタリアなどを含む40カ国が「このような行動は直ちに停止され、適切に調査されるべきだ」とする共同声明を出すなど、各国から非難が相次いでいます。
一方、イスラエル軍は、イスラム教シーア派組織「ヒズボラ」が「UNIFILの拠点近くから攻撃している」などと攻撃の正当性を主張しています。(ANNニュース)