中東情勢の緊迫化などを背景に金の需要が国際的に高まり、日本国内の金の小売価格が過去最高値を更新しました。
 金の国内小売価格の指標とされる田中貴金属工業の15日の店頭販売価格は、1gあたり1万4069円となり、営業日として最高値を更新しました。
 金の価格は約1カ月で1000円以上、上昇しています。中東情勢が緊迫していることや、アメリカの金融政策が利下げに転換したことなどが要因とみられています。
 金は「有事の金」ともいわれ、戦争や災害など世界経済を揺るがすような事態が発生すると、需要が高まる傾向があります。(ANNニュース)