アメリカの首都ワシントンの動物園に、中国から貸与されたジャイアントパンダ2頭が到着しました。
中国の四川省で飼育されていたオスの「バオリー」とメスの「チンバオ」はチャーター機「パンダ・エクスプレス」に乗って、15日にワシントン近郊の空港に到着し、スミソニアン国立動物園へと運ばれました。
「バオリー」と「チンバオ」はいずれも3歳で、今後30日間ほど隔離された後、2025年1月24日に一般公開される予定です。
スミソニアン動物園のパンダは1972年に、当時の周恩来首相がニクソン大統領夫人の希望に応じてアメリカに贈ったのが始まりで、友好親善の象徴となってきました。
これまでパンダの貸し出し期限が来るたびに延長してきましたが、2023年は交渉がまとまらず、3頭のパンダが返還された後、ワシントンでは約1年間にわたってパンダの不在が続いていました。「バオリー」と「チンバオ」2頭の貸与期間は10年間となります。(ANNニュース)