【明治安田J1リーグ】柏レイソル1-1FC町田ゼルビア(10月19日/三協フロンテア柏スタジアム)
FC町田ゼルビアのFW藤尾翔太が柏レイソルとの一戦で、後ろからのロングボールをダイレクトボレー。惜しくも相手GKの好守に阻まれたが、卓越したシュートセンスでスタジアムを沸かせた。
注目のシーンはゴールレスで迎えた37分だ。町田のDFドレシェヴィッチが前線にロングボールを送り、藤尾が相手最終ラインの背後に抜け出す。パリ五輪に出場したストライカーはボックス内に走り込み、滞空時間の長いボールに反応。ボールの軌道を確認して素早く落下地点に入ると、浮き球を倒れ込みながらのダイレクトボレーで合わせた。ジャストミートした強烈なシュートが枠内を捉えたが、柏のGK松本健太のファインセーブに阻まれ、ゴールとはならず。決定機を逃した背番号9は両手で後ろ頭を押さえ、ため息を吐く。パスを出したドレシェヴィッチに親指を突き立てた後も、苦悶の表情を浮かべて悔しさを滲ませた。
解説・清水範久氏は「(藤尾が)最終ラインと駆け引きしながら、ギリギリ(での抜け出し)でしたよね。真後ろから来るようなボールなので、合わせるのは非常に難しかったと思うんですけど、うまくミートしました。(シュートは)枠内に行っていますよね。非常に難しいボールでしたけど、見事なシュートだったと思います」と藤尾がやってのけた難易度の高いフィニッシュワークを称賛した。
これにはファンも「藤尾のすげーボレーシュート」「藤尾翔太のボレー、エグい!」「あれ枠入れるんか」「藤尾めちゃくちゃいいじゃん!!」「後ろからのボールダイレクトであわせたなこれ」「そんなことできるんかよ」「藤尾半端ないって後ろから来たボールジャストミートするもん、あんなんでけへんって」と絶賛の嵐だ。
その後、両チームによる激しい攻防が展開された一戦は、後半に1点ずつを奪い合う1‐1のドロー決着で幕を閉じた。今節を終えて柏は4試合負けなし、町田は3連敗こそ回避したものの4試合勝ちなしとなっている。
(ABEMA de DAZN/明治安田J1リーグ)