ウクライナの隣国で旧ソ連の構成国だったモルドバで大統領選挙とEU(ヨーロッパ連合)への加盟を問う国民投票が行われました。
 20日に投票が行われたモルドバの大統領選挙は、現在も開票作業が続けられていますが、親欧米派でEU加盟を目指す現職のサンドゥ大統領が得票率41%でリードしています。しかし、どの候補者も過半数には届かないとみられ、11月3日に2回目の投票が行われる予定です。
 一方、EU加盟への是非を問う国民投票は、事前の世論調査では加盟賛成派が優位と言われていましたが、開票率98%の時点で賛成と反対が拮抗しています。サンドゥ大統領は21日、人口の1割強にあたる30万票が買収されていた明確な証拠があると述べました。モルドバへの影響力を維持したいロシアが、買収のほか、偽情報の拡散などを行い選挙介入した疑惑が強まっています。(ANNニュース)