8月以降、関東で相次いでいる強盗事件は、ついに殺人事件にも発展した。リーゼント刑事こと元徳島県警捜査一課警部の秋山博康氏が、各地の事件現場を取材した。
千葉県船橋市では10月9日、強盗事件が起きた。80代の夫と、70代の妻が住む一軒家に、男2人が押し入って、現金900万円を奪って逃走。夫婦は骨折などのケガをした。
16日5時ごろには、千葉県白井市で緊縛強盗が起きた。被害にあったのは70代の母親と40代の娘で、早朝に押し入ってきた男2人に、手足を粘着テープで縛られ、目隠し状態で暴行を受けた。犯人は現金およそ20万円を奪ったうえ、車を盗み逃走したとみられる。