大分県内で「結婚を前提とした交際」をちらつかせるロマンス詐欺やSNS型など特殊詐欺が多発しており、10月の2週間でおよそ3億円がだまし取られ、大分県警は非常事態の認識を示している。
 ロマンス詐欺とは知らず、別府市内の50代男性は、マッチングアプリで知り合った女性からネットショップの経営を勧められ、商品の仕入れ代金などの名目で計3700万円を振り込んだ。女性とはLINEでのやりとりやビデオ通話などを通じ、結婚を前提とした交際となったというが、実際には一度も顔を合わせたことがなく、売上金が入らなくなったことで被害に気づいたという。