【チャンピオンズリーグ】モナコ 5-1 ツルヴェナ・ズヴェズダ(日本時間10月23日/スタッド・ルイ・ドゥ)
日本代表MFの南野拓実が、モナコでのチャンピオンズリーグ(CL)初ゴールを決めた。本来であれば喜び爆発となる先制点だったが、あまりにもフリーな状況だっただけにオフサイドを心配。驚いた表情を見せる南野に対して「本人もびっくりw」「なんでそんなにフリーなのw」とファンが反応する一幕があった。
モナコは日本時間10月23日、CLグループフェーズ第3節でツルヴェナ・ズヴェズダ(セルビア)をホームに迎えた。トップ下で先発出場した南野は、20分に見事な抜け出しからネットを揺らす。
相手DFウロシュ・スパイッチがラインを上げたタイミングで攻め残っていた南野は、DFウィルフリード・シンゴからのスルーパスを上手く引き出す。ボールを受けた時点ですでにGKと1対1の状況となり、冷静に逆を突いてニアサイドを打ち抜きゴールネットを揺らした。
オフサイド・ディレイだと判断したかツルヴェナ・ズヴェズダの選手たちは、早いタイミングで追いかけることを諦めていた。モナコのチームメイト、南野自身もゴールの確信が持てず、ネットを揺らしたもののラインズマンの反応を窺う。
このシーンに実況の原大悟氏は、「ちょっと自分もまだ喜びきれていないという感じですが」と心情を推測。解説の宮澤ミシェル氏も「オフサイドかわからないからとりあえず決めとこうという感じ」と解説した。当然ながらVARによる確認が入ったが、それほど時間を要することなくゴールが認められた。
これにはSNS上のサッカーファンたちも、「タキゴールきた!」「本人もびっくりw」「なんでそんなにフリーなのw」「南野いいポジショニングだわ」「ちゃんと決め切るのがタキなんよ」「南野、疑心暗鬼w」「タキのゴール見れて最高だわ」「シュートがうまいんよ」と大盛り上がりとなった。
実際、試合後にUEFAのインタビューで南野は、「あの瞬間、オフサイドだと思った。後ろを見ると、全ての選手が止まっていた。オフサイドかどうかわからなかったので、そのまま走り続けました」とコメント。本人も確信できないほどギリギリのタイミングの抜け出しだった。
南野はモナコ移籍後だとCLで初得点。レッドブル・ザルツブルク所属時代の2019-2020シーズン、2019年11月27日のヘンク戦以来5シーズンぶりのゴールとなった。なおこのシーズンには、リヴァプールを相手に豪快なボレーシュートを叩き込んでおりシーズン2得点をマーク。直後にリヴァプール移籍を果たすなど南野にとっては飛躍のシーズンとなった。
南野は3-1とリードして迎えた70分にも、右足ダイレクトで自身2点目となるゴールを奪取。これで大会通算4ゴールとし、香川真司(現セレッソ大阪)に並んで日本人CL最多得点タイとなった。さらに90+7分にもチーム5点目をアシストし、モナコを5-1の大勝に導いている。
(ABEMA/WOWSPO/チャンピオンズリーグ)