【WWE】RAW(10月21日・日本時間22日/ペンシルバニア・フィラデルフィア)
セコンドのラテン美女レスラーが、どこからともなく取り出したそこに“あるはずの無い物”をぶん投げて顔面を一撃。まさかの展開に“鳩豆”状態に陥った元レスリング五輪代表レスラーを尻目に、「目には目を」のリベンジ敢行でチームの勝利に貢献した。
WWE「RAW」で、ラテン軍団”LWO"(レイ・ミステリオ&ドラゴン・リー)と愛国レスリング軍”アメリカン・メイド”(ジュリアス&ブルータス・クリード)が対戦。弟子たちのピンチに何かと介入するアメリカン・メイドのパワハラ上司ことチャド・ゲイブルが、”LWO”の美女ゼリーナ・ベガにビーチサンダルで強烈な一撃を喰らわされる一幕があった。
ルチャ対レスリングの異なるスタイルの対決は、試合中盤ドラゴン・リーが場外へノータッチでのラナを決め、リング上ではレイの必殺ワザ「619」のお膳立てが完成。ファンも待望の瞬間を待ちわびたように盛り上がりを見せるが、いい場面で予想どおりチャドが介入。会場からは大ブーイングが起こった。
介入三昧のアメリカン・メイドに対しLWOも負けていない。紅一点のメンバーであるゼリーナが、チャドの介入にブチ切れてどこからか持ってきたビーチサンダルをフルスイング。チャドの顔面へ一撃を見舞った。
ファンもゼリーナの反撃に「何か投げた」「サンダル?w」「何それ」と意外な反撃方法にどよめく。一方、鳩が豆鉄砲を食ったように面食らったチャドはブツブツと文句をいいながら女子メンバーのアイビー・ナイルに何やら指示するが、ゼリーナはアイビーに対してもリングサイドでのヘッドシザースを決めて一蹴した。
試合はリング外の胸のすくようなリベンジと同時に、リング上でもレイが「619」から「フロッグスプラッシュ」勝ちパターンを決めてLWOの見事な勝利。いつもであればセコンドが手を下して小狡く勝ちきるアメリカン・メイドだが、この日はゼリーナの思わぬ”ビーサン投げ”攻撃に調子が狂ったかあっさりと敗北を喫した。(ABEMA/WWE『RAW』)