【チャンピオンズリーグ】ユヴェントス 0-1 シュトゥットガルト(日本時間10月23日/ユヴェントス・スタジアム)
まさかの光景にファンも苛立ちを隠せなかった。ユヴェントスのキャプテンを務めるDFダニーロが、ボックス内のボールをクリアしようとしたプレーが“喧嘩キック”のようになりPKを献上。40秒前に受けた警告との合わせ技1本で退場となると、「信じられない」「何してんだよ」とファンが反応し、現地メディアからも批判の声が殺到した。
チャンピオンズリーグ(CL)では2連勝、セリエAでも4勝4分と、チアゴ・モッタ新監督のもとで無敗を続けるユヴェントス。CLリーグフェーズ第3節ではシュトゥットガルトをホームに迎えた。
問題のシーンはゴールレスで迎えた81分だった。FWエル・ビラル・トゥーレに対してやや遅れてタックルを見舞ったダニーロがイエローカードを受けた。無理する場面でもなかっただけに、ファンの中でも「それはいらないイエローだなー」「勿体無いプレー」といった声が多く見られた。
するとこのプレーから最悪の結果を迎える。ダニーロのファウルで与えたFKから試合が再開されると、ボックス内へのロングボールをシュトゥットガルトのDFジェフ・シャボーがヘディングで折り返す。直後、DFアントニー・ルオーが飛び込むタイミングとダニーロがボールを蹴り出そうと足を伸ばしたタイミングが同時に。そのままルオーが蹴られるような格好となり、主審のホイッスルが鳴らされた。
このプレーはPKの可能性があるとしてVARが介入。ダニーロの右足裏が、ルオーの左太腿を蹴っていることはリプレイ映像からも明らかだった。主審はOFR(オン・フィールド・レビュー)で確認したのちに、ダニーロにイエローカードを提示。2度目の警告でレッドカードを突きつけた。
キャプテンによるわずか40秒の退場劇にファンたちもSNS上で反応。「信じられない」「ダニーロさん主将としてあり得ないプレー」「まあ知ってたまあPKだよな」「何やってんだよ」「そんな不用意なファールするな」「なにしてんねん」「1枚目が余計だったわ」「流石にダニーロ軽すぎる」と怒りを隠しきれなかった。
このPKはGKマッティア・ペリンが好セーブで防ぎ、失点を回避した。しかし後半アディショナルタイム、トゥーレに決勝ゴールを許してタイムアップ。主将の退場が大きく響き、ユヴェントスはモッタ体制で初黒星を喫した。
なお、ダニーロについては現地メディアも酷評。『calciomercato』は「シュートシーンでは間違いを犯した。センターバックとしては最悪だった。それは彼がPKを与えたことで証明された」と辛辣な寸評と共にチーム最低となる個人採点「4点」をつけている。
また『tuttomercatoweb』は「元気がなかった。ディフェンスラインの統率だけでなく、マークへの対応にも万年苦労していた。無意味なプレーでユヴェントスは10分もの間、不利な状況を強いられこの夜は終わりを迎えた」と寸評し、こちらもチーム最低の「3点」としている。
(ABEMA/WOWSPO/チャンピオンズリーグ)
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