【チャンピオンズリーグ】ライプツィヒ0-1リヴァプール(日本時間10月24日/レッドブル・アレーナ)
ライプツィヒの本拠地・レッドブル・アレーナが、殺伐とした雰囲気に包まれた。リヴァプールのFWダルウィン・ヌニェスが見せた報復タックルに、ホームサポーターが大ブーイング。これにはファンも「ヌニェス落ち着けw」「さすがにやり過ぎ」「褒められたものじゃない」と苦笑いを浮かべている。
38分、スタジアムが騒然とする。1点ビハインドのライプツィヒが自陣ゴール前からパスをつなぐ中、リヴァプールのFWダルウィン・ヌニェスがボールとは無関係のDFヴィリ・オルバーンを突如背中から突き飛ばしたのだ。
このプレーにはもちろんファウルの笛が吹かれたのだが、それよりも観客からのブーイングの方が早かった。
なぜライプツィヒのサポーターは瞬時にブーイングを発したのか。ヌニェスのファウルがボールとは全く関係ない危険なプレーだったからだけではない。それが明らかな報復タックルだったからだ。
時計を1分前に巻き戻す。リヴァプールが追加点を狙いに行く中、ヌニェスがボックス内左に鋭く抜け出してスルーパスを引き出した。すると、パスカットを試みたオルバーンの対応が少し遅れ、ボールを触ろうとした足がヌニェスに引っ掛かっていたのだ。ヌニェスは大きく転倒。ファウルをアピールし、納得いかない様子を示していた。
そして、その直後にヌニェスがやり返した。さらに背番号9は、倒したオリバーンに差し伸べた手を拒否されると、悪態をつくような様子を見せる。それも相まって、サポーターが“悪意のあるプレー”に大ブーイングを送った。
主審に呼ばれたヌニェスは、最初こそ自身が倒されたファウルが見逃されたことへの不満をぶつけていたが、しっかりとコミュニケーションを取って注意を受けた。
リプレイが映し出されると、ファンからは「ちゃんとぶっ飛ばしている」「これは確信犯だ」「お咎めなし!?」「もはやケンカw」「ヤンキーやんw」「熱いところは好きだけど、やり過ぎには気をつけてよ」という声が送られた。
試合は1-0でタイムアップ。一触即発シーンの当事者であるヌニェスが27分に決めていたゴールが決勝点となり、リヴァプールがCL開幕3連勝を達成した。一方のライプツィヒは泥沼の3連敗を喫している。(ABEMA/WOWSPO/チャンピオンズリーグ)