今なら間違いなく大問題!? でも当時は何も考えずに大爆笑できたというのは時代のなせるわざだろう。ブルマ（CV：鶴ひろみ）と孫悟空（CV：野沢雅子）がドラゴンボール探しの旅に出た初夜、2人はカプセルハウスで眠りについた。ところが早朝、“せいき”の大発見をしたかのような悟空の絶叫がハウスにこだましたのだった。
【映像】悟空がブルマの股間を枕にする瞬間（17分50秒ごろ～）
悟空とブルマが旅をスタートさせた日の暮れ、お腹が空いてきたこともあり、2人はホイポイカプセルからカプセルハウスを出現させて一晩休むことになった。
はじめてシャワーを浴びることになった悟空だったが、ブルマは服を脱いだ悟空のお尻についていた尻尾が、“ダサいアクセサリー”などではなく本物だったという事実に「し……尻尾が……はえ、生えてる……」と仰天。悟空が「男は生えてるんだぞ」と説明すると、男性の生尻を見たことがなかったブルマは「生えてるのは前だけかと思ったけど……」と納得しかける。
夕飯を済ませ就寝時間が近づくと、悟空はフワフワの布団に入れることや久々に誰かと2人で寝られることに喜ぶ様子を見せる。しかし、入浴タイムをのぞき見されたうえ、悟空が自分と2つしか歳が離れていない（実際は4歳差だが、このときの悟空は数の数え方を知らず12の次は14だと思っていた）ことを知ったブルマは一緒に寝ることを拒否。悟空には床で寝るよう言い放った。
2人で寝られると思っていた悟空は「じいちゃんの股、やわこくて枕にすると気持ちよかったんだ」と残念がる。これにもブルマは「あたしの股を枕にする気だったの!?」とブチ切れていた。
翌朝、目覚めた悟空がベッドに目をやると、ブルマはまだ気持ちよさそうに眠っており、起きる気配はまったくなさそう。これを見た悟空は「いやー！じっちゃんのフカフカキンタマクラ思い出すな！ひさしぶりにやってみよっと！」と、嬉しそうにブルマの股に頭を乗せた。
しかし、悟空はすぐさま違和感に気づくとブルマの股を“パンパン！”と確認する。「変だな……」と不思議そうな様子を見せた悟空は、あろうことかブルマの履いていたパンツをはぎ取ってしまった。悟空は目にしたまさかの光景に「うわーーー！」と絶叫。この絶叫にブルマも驚いて飛び起きたが、悟空はそんなブルマに「タマがねえ……チンも……」とあ然としたまま心底震え上がっていた。
今の時代ではとても放送できそうにない、と頻繁に槍玉に上がるこのシーン。良くも悪くもいろんなことがゆるかった昭和だからこそ許されたと言っていいだろう。
1986年から1989年に放送されたTVアニメ「ドラゴンボール」は、「週刊少年ジャンプ」（集英社）で1984年から1995年まで約11年間連載され、シリーズ累計発行部数が全世界で2億6000万部を超える鳥山明の同名漫画が原作。以降も「Z」「GT」「改」「超」など数々のアニメシリーズが制作され、20作を超える劇場版も公開されたほか、数多くのゲームシリーズにもなっている大ヒット作だ。40周年を迎えた2024年、故・鳥山明氏が原作・ストーリー・キャラクターデザインを手掛けた完全新作アニメシリーズ「ドラゴンボールDAIMA」も10月11日より放送されている。
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