【セリエA】パルマ 1-1 エンポリ(日本時間10月27日/スタディオ・エンニオ・タルディーニ)
パルマに所属する日本代表GKの鈴木彩艶が、さすがにお手上げ状態のオウンゴールで失点した。エンポリ戦でクリアを試みた守備陣の足にボールが当たってゴールネットに吸い込まれ失点。このゴールにはファンもパルマ守護神に同情の様子を見せた。
スコアレスで迎えた35分だった。エンポリ攻撃陣が、今夏に加入したFWオラ・ソルバッケン(1〜6月には浦和レッズに所属)の見事なトラップ&パスから右サイドを崩すと、FWエマニュエル・ギャシがボックス右から鈴木とパルマ守備陣の間にボールを入れた。
グラウンダーのボールには、エンポリのMFヤコポ・ファッツィーニとパルマのDFウォヨ・クリバリがいずれも滑り込みながら足を伸ばす。クリバリは膝あたりで触れたが、ボールは虚しくもゴールネットへ吸い込まれてしまった。
鈴木はクロスからシュートに対応するために横にスライドしている最中で、予想外のタイミングにボールがきたため上手く飛べずボールに触れず。失点を喫してしまった。
元浦和の2人(所属期間の被りにはなし)がセリエAの地で相見えた場面には、サッカーファンも注目。SNSでは「これは仕方なし」「ノーチャンスだわ」「しゃーなし」「これはクルトワでも止めれんわ」「ソルバッケンやるやんけ」「ソルバッケン起点や」など、鈴木には同情、そしてソルバッケンには称賛の声が集まった。
試合はその後、パルマのFWガブリエル・シャルパンティエが80分に同点。1-1の引き分けに終わっている。これで7試合連続の未勝利(4分3敗)で17位のパルマは、翌節(日本時間10月31日)に3位ユヴェントスとのビッグマッチを迎える。
(ABEMA de DAZN/セリエA)