女性の健康課題への理解を深めてもらおうと、都内の総合商社で社員が生理痛を疑似体験するセミナーが開かれました。
 総合商社の三菱商事の都内の会議室では、15人ほどの社員が下腹部に専用の電極パットを貼り、電流を流す装置を使って生理痛の疑似体験をしました。
 三菱商事では社員から、「女性の健康課題に対する理解不足」が課題として挙がっていて、職場全体の意識の向上のために企画されたということです。
「このセミナーの目的は痛みそのものを知ることではありません。“見えない痛みや不調を抱える人がまわりにいる”ということに気づいて、自らの行動や周囲との接し方を見直す機会にしてもらいたいと思っています」(三菱商事人事部・紺屋慶太さん)