尾辻秀久参議院議長は議長を辞任する意向を固め、自民党幹部に伝えたことがわかりました。体調不良が理由だということです。
尾辻議長は、体調不良のために2025年7月までの任期途中で辞任する意向を固め、28日正式に自民党幹部に伝えたということです。
政府・与党は衆議院選挙を受けて、新しい総理大臣の指名選挙を行う特別国会を11月11日に召集する方向で調整していて、その特別国会で新しい参議院議長を選出する見通しです。
尾辻議長は84歳で、1989年の参議院選挙の鹿児島選挙区で初当選。現在6期目で、TPP(=環太平洋パートナーシップ協定)では党内議論を活発に行っていました。また、日本遺族会の会長や厚労大臣などを歴任し、2022年に議長に就任しました。改選を迎える2025年夏の参院選には出馬せず、引退する意向です。(ANNニュース)