【カラバオカップ】アストン・ヴィラ1-2クリスタルパレス(日本時間10月31日/ヴィラ・パーク)
悪夢のような瞬間に、呆然と立ち尽くすしかなかった。クリスタルパレス所属の日本代表MF鎌田大地がアストン・ヴィラとのカラバオカップ4回戦に先発出場するも、前半に自身のボールロストが失点に直結。これにはファンも「結局そこから失点してるしなー」「これはキツイ」と落胆している。
鎌田にとって悪夢となってしまったシーンは23分だ。1点リードのクリスタルパレスが相手の攻撃に対応する中、右サイドで味方がインターセプトし、そのボールはピッチ中央から駆け上がる鎌田のもとへ。背番号18は相手選手に囲まれながらキープし、味方が攻め上がる時間を作ろうとする。しかし、タッチが大きくなったところを狙われた。プレスバックしてきたアストン・ヴィラのMFブバカル・カマラに奪われ、ボールロストしてしまったのだ。
これがアストン・ヴィラのカウンターのトリガーに。カマラから右サイドのFWレオン・ベイリーへ素早くパスが通ると、折り返しを受けたFWジョン・デュランの豪快なシュートが決まった。
ボールを失った鎌田は相手の速攻の前に戻り切ることができず。同点ゴールが入る瞬間を傍観することしかできなかった。
実況・野村明弘氏は「鎌田のボールが失点につながってしまったという形になります」と説明し、ファンからは「鎌田それはいかんよ」「そのロストは厳しいな」「鎌田…」「守備から攻撃に切り替わったところで失ったら、しんどいよ…」「軽率だった」と厳しい声が集まっている。
しかし、このまま黙っていないのが鎌田だ。64分に相手陣内でのパスカットから強烈なミドルシュートを突き刺し、勝ち越しゴールをゲット。これが決勝点になり、鎌田の汚名返上の活躍もあってクリスタルパレスは5回戦にコマを進めた。
(ABEMA de DAZN/カラバオカップ)