アメリカのバイデン大統領がトランプ氏の支持者を「ごみ」と呼んだとされる発言をめぐり、ホワイトハウス報道官室が発言録を改ざんしていた疑いが浮上しています。
「私が目にする唯一のゴミは彼の支持者らだ」(バイデン大統領)
問題となっているのはバイデン氏のこの発言で、トランプ氏の支持者がアメリカの自治領プエルトリコをごみの島と呼んだことへの反論でした。
AP通信によりますと、発言録を公表する際に、ホワイトハウス報道官室が支持者自体ではなく支持者による発言を「ごみ」と表現したと解釈されるよう、変更を加えたということです。
変更の際にはバイデン氏との協議が行われた一方で、所定の手続きは踏まれず、当初の発言録を作成した部署の責任者は「発言録の完全性を損なう行為」だと指摘しているとも伝えています。
ホワイトハウスのジャンピエール報道官は改ざん疑惑について言及を避けつつ、バイデン氏の発言はあくまでも「憎悪に満ちたコメントに対するものだった」という弁明を繰り返しています。(ANNニュース)