最近、SNSで見かけるようになった「隣人ガチャ」という言葉。あまりに運任せな、隣人トラブルの環境に悩む声があふれている。
 関西に住む河合さん(仮名・40代)もその1人。「ほんまええ加減にしてくれよと、怒りがあった」。14年前に中古一軒家を購入したが、最近は隣人が庭の手入れをしなくなり、蚊が大量発生しているという。
 コミュニケーションのすれ違いから、互いにヒートアップしていった経緯も。河合さんが住みだしてしばらく経った頃、隣人が「桃の木があると洗濯物に黒い虫が付く」「ミントのタネが飛んでくる」などと主張し、河合さんは言われるがまますべて抜き取った。しかし、こちらが雑草を抜いてくれと言っても、相手の庭は荒れ放題。家のローンもあり、「しばらくはこのまま我慢するしかない」と語る。