12日から始まる、女性に対する暴力を防ぐキャンペーンを前に、さいたま市で警察官や高校生などが子どもや女性を社会全体で守るよう呼びかけました。
 さいたま市のJR浦和駅前で、児童虐待や女性へのDVなどを防ぐため、相談窓口が記載されたチラシが配られました。この取り組みは毎年11月に全国で開かれていて、さいたま市では警察官や地元の高校生など約30人が参加しました。
 警察によりますと、2023年1年間に埼玉県内で虐待の疑いがあるとして通告された児童数は、過去最多の約1万2000人でした。このうち目の前で夫婦げんかやDVを見る、といった心理的虐待が最も多く、8700件にのぼるということです。警察は子どもに直接暴力をふるっていなくても虐待につながる可能性があるとして、注意を呼びかけています。(ANNニュース)