東京外国為替市場で円相場が一時1ドル=155円台に乗せ、約3カ月半ぶりの円安水準となりました。
大統領選でのトランプ氏の勝利を受けた「トランプトレード」と呼ばれるアメリカの株高、ドル高の流れはいったん落ち着きました。しかし、ここにきて上下両院も共和党が多数派を占める、いわゆる「トリプルレッド」が濃厚となるなか、アメリカの長期金利がさらに上昇するとの期待などを背景にドル高・円安が加速しています。
三菱UFJ銀行の井野鉄兵チーフアナリストは、短期的には155円台半ばまで円安が進む可能性があるとしたうえで、「中長期的にも、今後トランプ政権が打ち出す経済政策次第で、さらに円安が進む可能性もある」と分析しています。(ANNニュース)