必殺技の頭に“超”がつくだけで、とんでもなくワクワクしたものだ。第23回天下一武道会の決勝戦は、誰もが予想した通り孫悟空(CV:野沢雅子)とマジュニア(CV:古川登志夫)の一騎打ちとなった。「ドラゴンボール」初の“気功波同士の押し合い”に発展し、当時の視聴者は手に汗握り歯を食いしばってその攻防を見守った。
 悟空とマジュニアの戦いは、序盤の様子見から徐々にスピーディな肉弾戦へと変わっていった。両者一歩も譲らない激戦が続き、悟空の連打が決まるとマジュニアはたまらず上空へと逃れた。