気候変動対策を議論する国際会議「COP29」で、世界のCO2(二酸化炭素)の排出量が今年、過去最高になるという予測が発表されました。
 アゼルバイジャンで開かれている「COP29」で13日、国際研究チーム「グローバル・カーボン・プロジェクト」は、2024年の二酸化炭素の排出量は2023年から0.8%増え、過去最高の374億トンになるという予測を発表しました。
 研究チームは「アメリカやヨーロッパの排出量は減っているが、世界全体では増加している」と指摘した上で、「世界は破壊的な気候変動を回避する道から遠ざかっている」と警告しました。