【UEFA女子チャンピオンズリーグ】マンチェスター・シティ 2-0 ハンマルビー(日本時間11月13日/マンチェスター・シティ・ジョア・スタジアム)
マンチェスター・シティに所属するなでしこジャパンのMF長谷川唯が、華麗な身のこなしからのインターセプトとターンで会場を沸かせた。
女子チャンピオンズリーグのハンマルビー戦、ゴールレスで迎えた8分、2024年の女子バロンドール候補にも挙がったなでしこジャパンの天才MFが魅せた。
相手陣内中央で素早い出足と鋭い読みを生かして縦パスをインターセプトすると、勢いそのままにボールを前に運ぶ。2タッチ目で進路を斜め右に変更し、切れ込んでいこうとする。しかし、カットした縦パスの出し手だったハンマルビーのMFエミリエ・ジョラモの懸命な戻りにより、正面を防がれてしまう。さらには後ろから2人目のMFジュリー・ブラクスタッドが猛追してきていた。
しかし次の瞬間、長谷川は急激なストップから右足アウトサイドでボールを細かく触り、左方向への鋭いターンを繰り出したのだ。このプレーで相手のプレッシャーを無効化。そして、2人を自身に十分に引きつけた状態で、後ろにいたDFカースティン・カスパリジにパスをしっかりと繋いだ。
相手陣内でボールを奪いキープして味方に繋げたこのプレーは、自チームのポゼッション率を高めるだけではなく、ポゼッション位置を相手ゴールに近づけることができる。その後、マンチェスター・シティはペナルティーアーク付近から細かなパスワークで中央突破を試みた。
この日の長谷川は普段と比べるとややミスも多かったものの、47分の先制点では起点となるパスを出すなど中盤の要としてフル出場した。なお、80分にはなでしこジャパンのMF藤野あおばが豪快なダイビングヘッドで追加点を決めて、マンチェスター・シティが2-0でハンマルビーに快勝。グループリーグDで3連勝を達成し、首位をキープしている。
(ABEMA de DAZN/UEFA女子チャンピオンズリーグ)