■デジタル遺品の生前整理

デジタル遺品の対応 故人と生前に話した?
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 デジタル遺品の生前整理としては、「アカウントやデータの所在などをエンディングノートに書き残す」「見られたくないデータにはパスワードをかける」「写真や動画は定期的に削除」「第三者(弁護士・司法書士・民間業者)と死後事務委任契約を結び処分をお願いする」「SNSの追悼アカウントの設定(Facebook・Instagram)生前に管理人を指定」などが挙げられる。

 深澤諭史弁護士によると、スマホやPCのパスワードを開けて見ることは法律上問題ない。ただし、故人が契約していた外部のオンラインサービスにログインすると不正アクセス禁止法違反になる可能性があるとのこと。

 ペンギンさんの夫は、スマホのパスワードをエンディングノートに記していた。「連絡先や銀行口座、暗証番号を書いて、相手が困らないようにした。同級生の母親が亡くなって、情報を探して、手続きをこなすのが大変だったと聞いてから、1冊にまとめた」という。しかし「生前にスマホを見たことは一度もなく、見ようと思ったこともない」そうだ。

 では、もし生前に秘密を知っていたら、どうしていたか。「結婚前なら、結婚期間中ならと色々考えたが、その場になってみないと結局わからない」。しかし一方で「『なんで』と理由を聞いたり、『今後どうする気か』と意思を聞いたりするだろう。そこでごまかすなど適当な返事ならば、ちょっと悩んでしまう」とも語る。

 岡野氏は「亡くなった人を悪く思うことは、自分の中でも嫌だと思う。折り合いを付けて、いい所だけを思い出す。『故人の代わりに全部始末した。私たち夫婦はこれで良かった』と思うしかない」と、ペンギンさんにエールを送った。

(『ABEMA Prime』より)

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