「なりたい職業ランキング」で常に上位に入ってくる学校教員だが、近年はその人気を疑問視せざるを得ない異変が起こっている。今年、高知県で行われた教員採用試験は合格者280人のうち、約7割にあたる204人が辞退した。採用予定人数は130人だったため、13人に追加合格を出し、さらに12月には2次募集も行うことになった。
日本の教員の業務は海外と比べて非常に多岐に渡り、食育、清掃指導、家庭訪問など、欧米の学校では教員がしないことを、全てカバーする激務が続いている。また最近では、ネットの発達により専門的な知識がすぐに手に入るようになったため、これまで「知識を持つ」ことで尊敬されてきた教員像も崩れてきているという。『ABEMA Prime』では、これから求められる教員像や、教員が生徒に教えられることなどについて考えた。