【W杯2026アジア最終予選】インドネシア代表 0-4 日本代表(日本時間11月15日/ゲロラ・ブン・カルノ・スタジアム)
まさに“天使のような”ラストパスだった。日本代表のMF三笘薫が柔らかなアウトサイドパスで、MF南野拓実のゴールをアシスト。これがSNS上で大きな話題になっている。
日本代表は2026年ワールドカップ(W杯)アジア最終予選第5節でインドネシア代表と対戦すると、注目のプレーは日本が1点をリードして迎えた40分のことだった。
三笘がMF鎌田大地のスルーパスに反応して左サイドの深い位置に抜け出す。その先でカバーリングに来たインドネシア代表のDFリスキ・リドとマッチアップ。細かなステップでけん制し、顔を上げてゴール前の状況を確認すると、右足アウトサイドで中央へとパスを送り届けたのだ。これを南野が左足で冷静に流し込み、日本代表が追加点を奪った。
いつもであれば、縦、あるいは中に切り込んで勝負するような瞬間に、相手の意表を突くタイミングで、なおかつボックス内の空いたスペースに置くような、ふんわりとした優しいパスを運んだ。まさに“エンジェル・アシスト”とでも言うべき繊細な技術だった。
これには解説・小野伸二氏も「このアウトでのパスがいいですね。ドリブルしながら(南野が走り込んできた)そこが見えている。顔を上げながらドリブルができている。本当にすごいですね」と絶賛すると、同じく解説・中村憲剛も「南野の動きに合わせたアウトサイドで合わせる技術は高いですよね」と、三笘のチャンスメイク力を高く評価した。
三笘が繰り出したパスにはファンも反応。「パスの時点で勝負あり」「今のなに?」「エロすぎ」「三笘×南野はやっぱ良い〜〜」「やさしすぎるパス」「ソフトタッチ」「ドリブル突破だけじゃなくてパスで味方を生かせるところが強すぎる」と興奮している。
日本代表は49分に守田英正、69分に菅原由勢がネットを揺らし、森保一監督が試合後「超アウェイ」と表現したインドネシア戦を4-0で勝利。最終予選での無敗を継続し、オーストラリア代表、サウジアラビア代表、中国代表との勝点差を「7」に広げている。
(ABEMA de DAZN/サッカー日本代表)