しかし、長男は塾の中で1番最後のクラスの1番後ろの席あたりに落ちてしまい、「このままじゃダメだ」と個別塾に変更。そこは科目ごとに料金がかかるため、あれこれと追加した結果、授業料が高額になったという。
一方で本人にはやる気がなく、ある日GPSを確認したところ、塾に行かずサボっていることが発覚。知念がいつも通りの時間に塾に迎えに行くと、長男は塾に行っていたかのような顔で降りてきたという。
知念はサボったことを問い詰めながらも、結局は許したことを明かすと、藤本は「明日も行ってもらわないといけないしね」「車輪を止めちゃいけない。これだけ払ったんだからって」と、受験の大変さに共感した。
こうした問題が続いて夫婦の心は折れかけながらも、長男は中学受験に無事合格。家族の努力は報われたが、知念にとって中学受験は「二度とやらない」と語るほど壮絶な戦いだったようだ。
「受験を控えたママたちへメッセージ」を求められると、知念は「こんなに勧めないって言ってるのに?」とツッコミを入れつつ、「共にする時間は増えた」と、息子とのコミュニケーションが充実していたことを告白。また、高校を卒業した際に長男が「本当に僕ここで良かったと思う」と、嬉しいことを言ってくれたという。
「そういうご褒美がいつか子どもからあると信じて」と、受験を控えたママたちにメッセージを送った知念。これに対し、横澤は「そういうご褒美、6年後に返ってくるの?」と頭を抱え、笑いを誘っていた。