ピッコロの株が急上昇した瞬間だった。戦うことを好まない孫悟飯(CV:野沢雅子)に対し、セル(CV:若本規夫)は怒りを引き出そうと執拗に痛めつけていた。それを見ていた魔族出身のピッコロ(CV:古川登志夫)が戦闘狂な悟空に対し諭す姿は、悟飯を守ろうとする“本物の親父”のようだった。
セルの強さを確認した悟空は降参を宣言し、戦いの場を降りた。次に戦うよう指名されたのはまさかの悟飯だった。悟飯は悟空に言われるがままセルと向き合ったものの、戦いには消極的だった。本当は戦いたくないし殺したくないが、怒りをきっかけにとんでもない力を発揮してしまうことをセルに伝え、戦いをやめさせようとする悟飯。しかし、それが逆にセルの興味をかき立てる結果となった。