【UEFAネーションズリーグ】クロアチア代表 1-1 ポルトガル代表(日本時間11月19日/スタディオン・ポリュド)
試合終盤のジャンピング肘打ちにスタジアム中が騒然となった。流血対応でプレータイムは止まっていたが、直後に終了のホイッスルが吹かれ、不穏な空気のままゲームセットとなっている。
UEFAネーションズリーグのグループA1で、グループ2位のクロアチア代表と首位に立つポルトガル代表の上位対決が行われた。問題のシーンは後半アディショナルタイムだった。
5分の追加タイムも残り数秒で終わろうとしているタイミングで、クロアチア代表MFニコラ・モロとポルトガル代表MFファビオ・シウヴァが交錯。走りながらジャンプしたファビオ・シウヴァの肘がモロの右こめかみにヒットし、その場に倒れ込んだ。
このプレーに対して主審はファビオ・シウヴァにイエローカードを提示。一方、モロは完全にノックアウトされており立ち上がることができず、救護班がピッチに送り込まれた。
モロは流血しているようで、救護班が止血処置を施す。頭を包帯でぐるぐる巻きの状態でモロは立ち上がり、そのままプレーを続行した。モロが見せた不屈の精神にスタジアム中からは拍手が鳴らされる。およそ2分間ほどの中断だったが、プレー再開からわずか5秒ほどで終了のホイッスルが吹かれた。
不穏な空気の中幕引きとなった一戦は1ー1のドローに。勝ち点1を積み上げたクロアチア代表は、ポルトガル代表とともに準々決勝進出を決めている。(ABEMA de DAZN/UEFAネーションズリーグ)