危険性の高い高速度運転や酒気帯び運転であっても、「危険運転致死傷罪」が適用されないケースが多くある。
 2024年9月、埼玉県川口市の市道で一方通行を逆走した車が、走行中の車に激突し、ぶつけられた車を運転していた51歳の男性が亡くなる事故が起きた。速度は時速100キロ超で走行していたとみられている。
 逆走車を運転していた18歳の中国籍の男は「飲んでから3時間たっているので大丈夫だと思った」と供述したという。