【WWE】SMACK DOWN(11月15日・日本時間16日/ウィスコンシン・ミルウォーキー)
普段は全く戦わない姉御キャラの“ラッパー兼女子レスラー”が大勝負に参戦。元女子王者を相手に勝利目前の激闘中に、パンツを引っ張られる“あわや”のハプニングが発生。セクシー枠の仕事もこなしつつ、パワフルな戦いぶりで長らく隠されていた実力を解禁。ファンをあっと驚かせた。
WWE「SMACKDOWN」で、ベイリー、キャンディス・レラエ、B-ファブによるトリプルスレット戦が開催。新設された女子US王座を巡るトーナメントで、“応援するだけ”のガヤ枠だった姉御レスラー・B‐ファブが躍動した。
普段はタッグチーム“ストリート・プロフィッツ”の応援団的な微妙なポジションで、セクシー姉御として君臨しているB-ファブ。ラッパー兼レスラーという肩書はあるものの、日本の中継では初となるシングルプレイヤーとしての登場に、ファンからも「ファブもやるのか」「レスラーだったのか」「プロレスできるのか?」と驚きの声が相次いだ。
この日のABEMAのWWE解説もりおは「2019年の入団から数える程しか試合をしていない」「でも、じつはナタリアの弟子である。ポテンシャルは凄まじい」など小ネタを次々と投入。なんだか良く判らないが期待値は最高潮である。
ゴング直後、キャンディスのパンチの洗礼を貰ったB-ファブだが、クローズラインから軽々と片手でリフトしてボディスラムと基本に忠実にパワーを誇示。低空クローズラインからタコ殴り、さらに器用なスピンキックを繰り出す。ここでもりおの小ネタ第二弾「UFC王者のヘンリー・セフードの元でも修行を積んでいて投げも上手い」との有力情報。これは本物だ。
その後もベイリー&キャンディスという手馴れたベテラン二人を相手にダブルのクローズライン。前女子王者のベイリーを相手にネックブリーカー式のフェイスバスターなどパワフルな技や、キャンディスの隙をついた丸め込みなどを次々と繰り出すと「B‐ファブやるなぁ」「どんどん行け」とファンも大興奮状態に。
最大のチャンス&見せ場は試合後半。ベイリーとの1対1の攻防で、剛腕でぶん殴るような張り手から強烈な「チョークスラム」を炸裂。カウント2まで入ったところで、なんとカットに入ったキャンディスが、B-ファブのゴールドカラーのゴージャスなコスチュームパンツをグイっと引っ張る暴挙。スパッツとの2重履きで“あわや”の事態は免れたが、ファンは「脱げるって」「危ないよ」など、妙な盛り上がりを見せた。
この直後、ベイリーの丸め込みで惜しくもカウントスリーを献上してしまったB-ファブ。長らくリングサイドでの応援に甘んじていたが、レスラーとして封印されていたポテンシャルをいかんなく発揮。今後に繋がる戦いで、観るものに強烈なインパクトを与えた。(ABEMA/WWE『SMACKDOWN』)