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【映像】サイレント交代→秀逸ターンで魅せた瞬間

ブンデスリーガシュトゥットガルト 2-0 ボーフム(日本時間11月23日/MHPアレーナ)

【映像】サイレント交代→秀逸ターンで魅せた瞬間

 日本のファンが待ち侘びた瞬間は、誰も気がつかないうちに訪れた。ボーフムに所属するMF三好康児が79分にピッチに登場したものの、交代シーンが流れていなかったため、いきなり現れて見せ場を作ったように見えたことで解説・細貝萌氏も「あれ、いましたね」と驚き、ファンも「忍者かよ」「ステルス交代」とビックリしていた。

 ボーフムがアウェーで戦ったブンデスリーガ第11節のシュトゥットガルト戦、前節のレヴァークーゼン戦で起死回生の同点ゴールを挙げていた三好は残念ながらベンチスタート。ピッチに送り込まれたのは79分だった。直前にホームチームの2点目が決まり、中継映像はその歓喜の様子を映していたところから、試合はボーフムのキックオフで再開。映像を見返すと、その時には確かに、三好はそこに立っていた……。

 自左サイドから組み立てを試みたボーフムは、MFマトゥシュ・ベロがピッチ中央、やや敵陣に入った位置へとパスを送り込む。すると、オレンジのスパイクを履いた選手が右足のトラップで華麗にターンして前を向き、次のタッチでFWモリッツ・ブロシンスキを目掛けて相手守備ラインの間を通すスルーパスを繰り出した。

 その瞬間、現役選手を引退後、ABEMAで初の解説を務めた細貝萌氏が「あれ、出ましたね」とその存在に気がつく。「三好選手いますね。今ターンした、間で受けた選手がそうです。いつの間にか出ていますね」と伝えた。

 さらに、「今の受けた位置も素晴らしいですね。彼が間で受けることで間違いなくリズムができる」と、そのプレーの特筆点を伝えた。この場面について、細貝氏は試合後にも次のように言及していた。

「いつの間にか画面に映っていて、最初のシーンは気になった場面です。彼の特徴は、間でボールを受けて前にさばいていくことだと思うので、よりゴールに向かっていく中で、彼のプレーがもう少し長く見たかった」

 この日はボーフムが前半からほとんど決定的なシーンを作れていなかったことで、視聴者は再三にわたって「三好が見たい」「三好はまだか」と日本人MFの投入を切望していた。64分に2枚の交代カードを切ったシーンでもその姿がなかったことで、ファンは三好の登場を待ち侘びていたのだ。

 その流れの中で失点を喫し、その最中に交代が行われていたことで、ファンも細貝氏の言葉で初めて三好の存在を確認。コメント欄では「忍者交代」「いつ出た笑」「ステルス交代」「いつのまに」「ほんまやwおる」「まるで忍者!」「サイレント交代」「忍者かよ」と、期待ととともにその登場シーンに驚いていた。

 三好は投入直後からチームにリズムを与え、ゴールに向かう姿勢と具体的なチャンスを作り出していた。しかし、細貝氏も「もう少し長く見たかった」と触れたように、与えられた時間はわずか10分+アディショナルタイムという短い時間だったことで、前節からの2試合連続ゴールは見られず、チームも追撃できないまま0-2で敗戦となった。

(ABEMA/ブンデスリーガ)
 

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