11月24日より順次放送中のアニメ「MFゴースト」2nd Season第20話では、MFG第2戦芦ノ湖GT決勝レースがついに決着した。4位のフェラーリに1.96秒差まで迫られていた片桐夏向(CV:内田雄馬)のトヨタ86。ゴール手前の加速勝負にカナタを応援するファンも「逃げきれハチロク……」と祈るような思いで勝負の行方を見守った。
濃霧で視界が最悪な状況を味方につけたカナタは、他車が慎重な走行を強いられるデスエリアを圧倒的な速さで駆け抜け、一気に3位に浮上した。一時は4位の赤羽海人(CV:諏訪部順一)に8.73秒もの差をつけていたが、駅伝ストレートを過ぎた時点ではその差は1.96秒。もはや追いつかれるのも時間の問題と思われた。
それでもカナタは赤羽に簡単に前を譲ることなく、後ろに張り付くフェラーリをブロック。「上手いぜ……絶妙だ……あからさまなブロックではないが、飛び込ませない間合いを心得ている」と赤羽もカナタのコーナーリングテクニックに感心しつつ、勝負所を最終コーナー手前の箱根新道高架下に定めていた。
「ノーズをねじこんでやるぜ!」と意気込む赤羽だったが、カナタのターンインの速さに翻弄され、狙いは失敗。すぐに最終コーナー出口での勝負に切り替えた。ノーブレーキでコーナーに進入するカナタの86に対し、軽めのブレーキングで進入した赤羽のフェラーリのインとアウトが入れ替わると、勝負は上り勾配での加速勝負に持ち込まれた。
670馬力のフェラーリが200馬力の86に並び、チェッカーが降られた瞬間、その差はわずか50センチ。カナタのメカニックを務める緒方(CV:畠中祐)は涙を流していた。
ゴール直前まで続いた息を飲むデッドヒートに、SNS上では「逃げてくれ夏向」「逃げきれハチロク……」などカナタファンの祈るような声が溢れた。また、僅差での決着に「あーいい勝負だった」「う~んオモロい展開だった」「素晴らしいドッグファイトだった!」といったコメントや、非力な86での見事な戦いぶりを見せたカナタを称賛する声も相次いだ。
アニメ「MFゴースト」は、「週刊ヤングマガジン」(講談社)にて連載中のしげの秀一氏による公道カーレースバトルを題材とした同名漫画が原作。“公道最速伝説”を描き累計発行部数5600万部を突破した「頭文字D」の近未来が舞台で、原作コミックスの累計発行部数は580万部を突破。2023年10月よりアニメ1期が放送された。
Turn20「決着」
【あらすじ】
雨と霧の中の死闘の末、MFG第2戦・芦ノ湖GTは決着を迎える。フィニッシュラインの直前、カナタは非力な86でフェラーリを相手に一歩も引かない熱戦を見せ、二度目の参戦ながらも、ファンから大きな注目を受けることになった。時を同じくして、高橋啓介は兄の許可を受けて、自らの愛弟子の投入を決意する。新たなライバルが、MFGに参戦しようとしていた。
(C)しげの秀一・講談社/MFゴースト製作委員会
アニメ『MFゴースト』放送回一覧(動画リンクつき)
話数 | サブタイ(タップで動画へ) | 見どころ |
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1 | 英国からの挑戦者(チャレンジャー) | エッチなRQが登場 |
2 | 衝撃のMFG新世代 | イニDを彷彿させるBGM |
3 | カマボコストレート | ヒロインのビンタ炸裂! |
4 | タイヤマネジメント | カナタと恋の鎌倉デート |
5 | 連携プレー | 藤原拓海の名前が登場 |
6 | 悲運のラリースト | 藤原拓海の過去が語られる |
7 | 4号車の男 | 17歳にしか興味がない男 |
8 | 音声(ボイス)カウント | ヤジキタ兄妹を攻略 |
9 | 時速300キロのドッグファイト | ハイスピードの接近戦! |
10 | アップデート | 逆ラッキースケベ発動!? |
11 | 天才覚醒 | 圧巻の走りをする沢渡 |
12 | うけつがれた感覚 | カナタの才能が明かされる |
13 | 舞いおちる白い死神 | カナタが思い出す藤原拓海の姿 |
14 | 4WDの攻勢 | 雨天を不気味に走行するトヨタ86 |
15 | 駅伝ストレートの明と暗 | 陸奥のGT-R対決 |
16 | 鬼神(きしん)!!沢渡 光輝 | 藤原拓海からカナタへ継承された技 |
17 | 残酷な現実 | 欧州2大ブランドのガチンコ勝負 |
18 | 芦ノ湖スカイラインの悪魔 | 濃霧で脅威のドラテク炸裂! |
19 | ロンサムカーボーイ | トヨタ86GTに迫る獰猛なフェラーリ |
20 | 決着 | わずか50cmの激しいドッグファイト |
21 | 好敵手(ライバル) | 藤原拓海AE86の当時の走り |
22 | ザ・ペニンシュラ開幕 | 藤原拓海の愛弟子が新たな歴史を刻む |
『MFゴースト』をみた人がよくみている作品