アニメ「MFゴースト」(エムエフゴースト)は、1995年~2013年まで「週刊ヤングマガジン」で連載された「頭文字D(イニシャルディー)」の近未来を舞台に、実在する公道とスポーツカーをモチーフにしたカーレースバトル作品です。原作は、2017年9月から「週刊ヤングマガジン」(講談社)にて、しげの秀一氏が連載する同名漫画作品。2024年6月時点でコミック累計発行部数が550万部を突破しています 。
この記事では、「MFゴースト」の主人公・片桐夏向(かたぎり かなた/カナタ・リヴィントン)の師匠にして、「頭文字D」の主人公でもある藤原拓海(ふじわら たくみ)をピックアップ。 年齢、身長、体重などのプロフィールを紹介します。
目次
- アニメ「MFゴースト」とは
- 藤原拓海の基本情報! アニメ「MFゴースト」に登場する?
- 藤原拓海の愛車「AE86(ハチロク)」とは
- 藤原拓海の速さの秘密と、公道バトルにデビューした経緯
- アニメ「頭文字D」時代の戦績は?
- アニメ「MFゴースト」で藤原拓海の名が出たのは何話?何歳になっている?
- 藤原拓海の家族構成は?彼女はいた?
- まとめ
アニメ「MFゴースト」とは
世界的な人気を誇るモータースポーツの「MFG」。そこに挑戦するために、イギリスから主人公のカナタが来日するところから、物語が始まります。
神15(かみフィフティーン)と称される強力なライバルたちがひしめくなか、カナタが愛車に選んだのはトヨタ86GT。非力なマシンで猛者たちを次々に抜き去る、カナタのレースバトルが始まります。
「頭文字D」にも登場した高橋啓介(たかはし けいすけ)や上有史浩(じょうゆう ふみひろ)、武内樹(たけうち いつき)といった、前作ファンには懐かしいキャラクターが登場するのも注目ポイントです。
藤原拓海の基本情報! アニメ「MFゴースト」に登場する?
拓海はカナタの英国時代のドライビングの師匠にして、「頭文字D」の主人公でもあります。その名前はアニメ「MFゴースト」の作中でも触れられていますが、現在のところ登場しておらず、担当声優も発表はされていません。
「頭文字D」時代の拓海は、いつもぼんやりしていて一見、やる気がないように見える性格でした。その一方、一度決めた事は曲げない父親譲りの頑固さや、負けず嫌いの一面も持っています。
藤原拓海の基本情報【プロフィール】
拓海は、「頭文字D」の登場時は高校3年生の18歳でした。その後、作中で時間が経過し、作品終了時は社会人1年目の19歳になっています。
名前:藤原拓海
年齢:頭文字D初登場時…18歳 終了時…19歳
身長:174cm
体重:58kg
藤原拓海の基本情報【声優】
アニメ「頭文字D」TVシリーズ版と新劇場版では、それぞれ別の声優が拓海役を担当しています。
<TVシリーズ版>
声優: 三木眞一郎(みきしん いちろう)
代表作:「ポケットモンスター」コジロウ役、「機動戦士ガンダム00」 ロックオン・ストラトス役など
三木さんは81プロデュースに所属する声優で、1989年に「ダッシュ!四駆郎」の神崎操役で声優でデビュー。 3D格闘ゲーム「バーチャファイター」シリーズの主人公・結城晶役や、「ポケットモンスター」のコジロウ役などを、20年以上に渡って担当しています。
第4回声優アワードでは助演男優賞、第8回声優アワードでは富山敬賞をそれぞれ受賞。趣味はバイクや車で、声優で構成されたレーシングチーム「VART(Voice Actors Racing Team)」で活動もしていました。こちらの活動は、2022年7月末で終了しています。AE86を所有していたこともあるそうです。
アニメ「MFゴースト」では、ナレーションを担当しています。
<新劇場版>
声優: 宮野真守(みやの まもる)
代表作:「DEATH NOTE」夜神月役、「機動戦士ガンダム00」刹那・F・セイエイ役など
宮野さんは2001年に海外ドラマ「私ケイトリン」の吹き替えで声優デビュー。「うる星やつら」面堂終太郎や「弱虫ペダル LIMIT BREAK」葦木場拓斗役などのTVアニメ出演のほか、映画「ファンタスティック・ビースト」シリーズや、映画「トップガン マーヴェリック」など、多くの作品で吹き替えも担当しています。
俳優としても劇団☆新感線「髑髏城の七人」のSeason月《下弦の月》の主演・捨之介役や、劇団☆新感線いのうえ歌舞伎 「神州無頼街」で主演・草臥を演じています。 そのほかTVドラマにも出演するなど、精力的に活動中です。
藤原拓海の愛車「AE86(ハチロク)」とは
「頭文字D」にて、拓海が最初から最後まで公道バトルを戦い抜いた愛車「ハチロク」は、1983年にトヨタから発売された4代目カローラレビン/スプリンタートレノです。その車両型式番号AE86から、通称ハチロクと呼ばれています。
拓海のハチロクは、「トヨタ・スプリンタートレノ GT-APEX 3ドア(1983年式 前期型)」ですが、作中でも「ハチロク」の名で呼ばれていました。ボディーカラーはホワイトとブラックのハイテックツートンで、そのカラーリングからパンダトレノとも呼ばれています。
ボディ右側には拓海の実家の稼業である「藤原とうふ店(自家用)」の記載があるのが特徴的でした。
基本スペック(ノーマル時)
エンジン型式:4A-GEU
種類:直列4気筒DOHC
排気量:1587cc
最高出力:130ps/6600rpm
最大トルク:15.2kg/5200rpm
「頭文字D」におけるハチロクの正式なスペックは不明ですが、拓海の父・藤原文太(ふじわら ぶんた)の手によってかなりのチューニングが施されている描写があります。プロジェクトD参戦後はエンジンも載せ替えられ、さらなるチューニングが施されて、その戦闘力はアップしていきました。
藤原拓海の速さの秘密と、公道バトルにデビューした経緯
拓海は中学生のころから、父親の文太の言いつけで、早朝の秋名山の峠道で豆腐の配達をしていました。運転中に積んでいる豆腐を崩さないように、紙コップに入れた水をこぼさずに走る訓練を日常的に行っていたため、車の荷重移動を駆使するドライビング技術を自然と身につけていきました。
日常的な豆腐の配達で培った驚異的なドライビングテクニックを駆使して、高校時代にバイト先の先輩・ 池谷浩一郎(いけたに こういちろう)が代表を務める「秋名スピードスターズ」対「赤城レッドサンズ」戦に代役として出場。強豪として名を売っていた高橋啓介 に勝利を収めます。そこから、数々のライバルたちと公道バトルにて名勝負を繰り広げていきました。
アニメ「頭文字D」時代の戦績は?
秋名スピードスターズ時代の拓海は、秋名山および近場の遠征では無敗を誇っていました。その後、拓海は高校卒業後に、運送会社で働きながら、レッドサンズのリーダー・高橋涼介(たかはし りょうすけ)が率いる県外遠征表スペシャルチーム「プロジェクトD」に参加。下り(ダウンヒル)のスペシャリストとして、新たな公道バトルに臨みます。
「プロジェクトD」は、涼介が提唱する「公道最速理論」を証明するため、関東エリアの峠に遠征し、地元の強豪に競り勝つことを目的としていました。拓海は涼介の期待に応え、最終戦の神奈川エリア「サイドワインダー」のダウンヒルドライバー・乾信二(いぬい しんじ)まで、ギャラリーのいた公道バトルでは無敗を貫き通しました。
とはいえ、実力では完全に上回られながらも、運で勝ちを拾ったバトルもありました。アニメ「頭文字D」Fourth Stageの第5話に登場したプロレーサー・舘智幸(たち ともゆき)とのバトルでは、完全にテクニックで負けながらも、コース上に飛び出た動物が引き金となりかろうじて拓海が勝利しました。
さらに、アニメ「頭文字D」Fourth Stageの第23話に登場した“ゴッドアーム”の異名を持つ城島俊也(じょうしま としや)とのバトルでは、その卓絶したハンドリングに拓海は完全に敗北を覚悟しました。しかし、結果は城島が持久戦に耐え切れず、体調不良となってリタイア。結果的に、拓海が勝利しています。
拓海が唯一、完全に公道バトルで敗北を喫した相手は、アニメ「頭文字D」Second Stage第11話に登場した日光のランエボ軍団「エンペラー」のチームリーダー・ 須藤京一(すどう きょういち)です。茂木なつき(もぎ なつき)の援助交際を知り、平静を失ったまま須藤に挑んだ拓海は、最終的にハチロクのエンジンブローにより初めて敗北しました。
涼介が「プロジェクトD」に誘ったときも、この須藤へのリベンジマッチをケジメにしていたように、拓海にとっても特別な相手だったようです。
また公道バトルではないものの、秋名山にて父・文太がハンドルを握るスバル インプレッサWRX STIに、拓海のハチロクがあっさり抜き去られるシーンが描かれたこともありました。このように、拓海は天才肌ですが決して無敵のヒーローではなく、拓海を上回る実力の持ち主ともしのぎを削り、公道バトルに勝利してきたことがうかがえます。
アニメ「MFゴースト」で藤原拓海の名が出たのは何話?何歳になっている?
アニメ「MFゴースト」第2話にて、MFG運営の上有がカナタの走りを見て「ダブって見えたぜ。一瞬。白黒のパンダトレノ。藤原拓海の超高速4輪ドリフト」とつぶやく形で、作中で初めて拓海の存在に触れられました。
その後 、第6話でカナタのイギリス時代のエピソードが実況・田中洋二(たなか ようじ)より紹介され、カナタが拓海の弟子であることが明らかに。 また、原作漫画3巻25話では、拓海らしき人物の後ろ姿が描かれていることが確認されています。
拓海の年齢は、「MFゴースト」の世界が「頭文字D」から約20年後という設定なので、現在は40歳前後と推測されます。
「プロジェクトD」終了後は何をしていたのか?
アニメ「頭文字D」完結後の世界にて、拓海は20歳の時に単身渡英したそうです。その後、ラリーレースに精力的に参戦し、3年目には英国内のタイトルを獲得。ドライビングの実力を評価され、WRCへのスポット参戦も果たしています。その速さから「フライングジャン(空飛ぶ日本人)」のニックネームでも呼ばれていたそうです。
しかし、WRCフル参戦直前のマシンテスト時に、ドライブシャフトの故障という不運に見舞われ、マシンもろとも谷底に落下して大けがを負います。なんとか生還を果たしますが、長期の入院とリハビリを強いられたことで、レーサーとしての生活は幕を下ろしました。
現在は、イギリスの名門レーシングスクールRDRS(ロイヤルドニントンパーク・レーシングスクール)の講師として活動をしています。そしてRDRSにおいてカナタにドライビングテクニックを教授しました。
藤原拓海の家族構成は?彼女はいた?
「頭文字D」時代は、父親の文太と2人で暮らしていました。母親のことは作中で語られておらず、離別か死別かは不明です。
拓海は高校生のときに同級生のなつきと付き合いますが、卒業と同時に別れています。その後、埼玉在住のプロゴルファーのタマゴ・ 上原美佳(うえはら みか)と物語の最後まで付き合うことになります。
まとめ
藤原拓海は、アニメ「頭文字D」において、下り(ダウンヒル)のスペシャリストとして、数々の公道バトルで勝利をしている公道最速レーサーです。「MFゴースト」では、カナタにドライビングテクニックを授けた師匠としてその名が出てきます 。
藤原拓海はアニメ「MFゴースト」内で登場することはあるのか。今後の展開から目が離せません。
(C)しげの秀一・講談社/MFゴースト製作委員会
アニメ『MFゴースト』放送回一覧(動画リンクつき)
話数 | サブタイ(タップで動画へ) | 見どころ |
---|---|---|
1 | 英国からの挑戦者(チャレンジャー) | エッチなRQが登場 |
2 | 衝撃のMFG新世代 | イニDを彷彿させるBGM |
3 | カマボコストレート | ヒロインのビンタ炸裂! |
4 | タイヤマネジメント | カナタと恋の鎌倉デート |
5 | 連携プレー | 藤原拓海の名前が登場 |
6 | 悲運のラリースト | 藤原拓海の過去が語られる |
7 | 4号車の男 | 17歳にしか興味がない男 |
8 | 音声(ボイス)カウント | ヤジキタ兄妹を攻略 |
9 | 時速300キロのドッグファイト | ハイスピードの接近戦! |
10 | アップデート | 逆ラッキースケベ発動!? |
11 | 天才覚醒 | 圧巻の走りをする沢渡 |
12 | うけつがれた感覚 | カナタの才能が明かされる |
13 | 舞いおちる白い死神 | カナタが思い出す藤原拓海の姿 |
14 | 4WDの攻勢 | 雨天を不気味に走行するトヨタ86 |