【ブンデスリーガ】シュトゥットガルト 2-0 ボーフム(日本時間11月23日/MHPアレーナ)
シュトゥットガルトのDFチェイス・アンリが持ち味を発揮した。ボーフムのMF三好康児を起点とした攻撃からクロスが上がった場面で、20歳のDFは高い打点のヘッドで大きくクリア。守備固めとして自らの役割を実行した。
今夏にシュトゥットガルトでトップチームに昇格したチェイス・アンリは、最終ラインに怪我人が続出した影響もあって開幕から多くの出場機会を得ている。代表ウィーク明けの初戦となったボーフムとの一戦では先発メンバーから外れたものの、2-0で迎えた85分には試合をクローズさせるための人員として投入された。
決して出場時間は多くなかったものの、アディショナルタイムを含めた約8分間を無失点に抑えることに成功。その中でも特に存在感を放ったのが90+3分のシーンだった。
ボーフムが右サイドの三好を起点とした攻撃を仕掛けた場面で、チェイス・アンリは相手のボックス内へのクロスを高い打点のヘッドでサイドにクリア。ショートカウンターを受けやすい中央ではなく、サイドにボールを逃がして二次攻撃を受けるリスクを減らす冷静な判断を下していた。
守備固めとしてボックス外へ跳ね返す的確なクリアには、ABEMA視聴者も「チェイスヘッド」「ナイス」などと反応。短時間で放った存在感に好印象を抱いている様子だった。
今季のここまでの活躍により、チェイス・アンリは自らの評価を高めている。その市場価値も開幕からの約3か月間で35万ユーロ(約5600万円)から250万ユーロ(約4億円)へと大きく上昇しており、近い将来の日本代表招集にも期待がかかっている。
(ABEMA/ブンデスリーガ)